県立越ヶ谷高等学校(埼玉)
■越ヶ谷はどんな学校?埼玉県越谷市にある埼玉県立越ヶ谷高等学校は1926年に越ヶ谷町立越ケ谷実践女学校として開校。1949年には男女共学となり、現在の校名に改称された。創立90周年を迎えた2015年にはイメージキャラクターのチアポポくんが制定されている。野球部は昨秋の東部地区予選を勝ち抜き、埼玉県大会でも強豪・大宮東を破ってベスト16に進出した。
■越ヶ谷野球部の練習環境現在、野球部は2年生13名、1年生16名の計29名。練習は校庭で行っているが他部活と共用なので、全面が使えるのは毎週火曜と日曜のみ。そのため、使える場所が少ないときでも身近なものを使ってトレーニングをするようにし、ムダのない練習をしている。
■越ヶ谷を引っ張る選手は?清水 吾郎主将が名前を挙げたのは田村 直之選手と永井 晴樹選手。「田村は何事にも動じず、安定したプレーができる選手で、永井は多少、詰まってもヒットにしますし、外野の頭を越すような打球を放つパワーを持っています」と、その長所を紹介してくれた。
■秋季大会でつかんだ手応えと課題「埼玉県大会初戦で対戦した大宮東は昨夏の県ベスト4の相手でしたが臆することなく、点を取られても全員が試合を楽しんでチームの持ち味である積極性を出すことができました。また、上位打線があまり機能しなくても、下位打線でしっかり点を取ることができたのが大きな収穫だと思っています」と話す清水主将。その一方で「勝ち上がるにつれて走塁面で積極性を欠いてしまったので走塁を強化し、守備の大事な場面で足が動かなくなってしまわないように、常に自分の力を100%出せるようにしたいです」と、課題をあげている。
■この冬の取り組み「投手陣は走り込みや投げ込み。野手陣は飛距離を伸ばすためにソフトボールを打ったり、ミート力の向上や変化球への対応力を上げるためにテニスボールを打ったりして打撃力をアップさせていきたい」と抱負を語る清水主将。また、「全員が夏を視野に入れ、一人ひとりが指示待ちになることなく、自分で考えて行動していきたい」と、意識を高く持って練習することを誓った。目標は春季大会でベスト8以上。そして、夏は甲子園出場だ。
ピンチでも笑顔!ここからは、豊田 浩基投手(2年)と中村 亮太投手兼外野手(2年)の二人の副主将にお話を伺いました!
主将・副主将(県立越ヶ谷高等学校)
Q. 秋季大会で見つけた課題を教えてください。
豊田:制球力の低さと、ここぞという場面でのメンタルの弱さです。中村:自分も投手としては制球力とメンタル面です。そして、野手としてはミート力と勝負強さが課題だと感じています。
Q. このオフシーズンで強化したいところは?
豊田:体重を増やして体を大きくすることと、たくさん投げ込んで制球力を付けていきたいです。中村:下半身が弱いので、下半身の強化です。そして、自分に厳しく練習をしていき、春には成長を実感できるようにしたいです。
昨秋活躍した選手たち(県立越ヶ谷高等学校)
Q. 野球をする上でのモットーはありますか?
豊田:「継続は力なり」です。中村:「一生百錬」です。
Q. では、チームの好きなところや、ここは他のチームに負けない!というところを教えてください。
豊田:好きなところは、ピンチでも笑顔でいられるところ。他のチームに負けていないところは、試合終盤の粘り強さです。中村:練習を全力で取り組むところですね。
Q. 最後に、このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
豊田:今、エースは1年生が務めていて、2年生のピッチャーとしては負けていられないので、常に自分を追い込んで練習やトレーニングをしていきたいです!中村:投手としては、球速140キロ以上!野手としては、4番を打てるように成長します!
豊田投手、中村選手、ありがとうございました!
負けた悔しさをバネにパワーアップを!新田 裕康監督にお話を伺いました!
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
攻撃力の強化です。
Q. 昨秋の大会を振り返り、冬の強化ポイントを教えてください。
秋の大会は積極的な走塁とバッティングで県ベスト16に入りましたが、良いピッチャーとの対戦では点が取れずに負けてしまいました。そこで、この冬はさらに振り込んで攻撃力をアップさせたいと考えています。
Q. 最後に、厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
負けた悔しさをバネに、全員でパワーアップしよう!
新田監督、そして越ヶ谷高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!