お粥の概念が変わる!マレーシアの美食の街・イポー「富山茶樓」で味わう絶品飲茶
クアラルンプールとペナン島のあいだに位置する、マレーシア第3の都市イポー。
日本ではあまり名が知られていませんが、マレーシアでは美食の街として名高く、名物グルメを求めて多くの人がこの街を訪れます。
イポーで味わいたいグルメのひとつが飲茶。中国系、特に広東人が多く住んでいるイポーには、飲茶文化が根付いているのです。
イポーきっての飲茶の有名店が「富山(フーサン)茶樓」。
ニュータウンにある人気店で、小さな飲食店が多いイポーにあっては圧倒的な大きさ。昔ながらの古めかしい店構えかと思いきや、観光客でも入りやすい、モダンで開放的な空間です。
伝統的な飲茶の店は、昼過ぎまでの営業のところが多く、富山茶樓も例外ではありません。営業時間は朝6:30〜14:00まで。ディナータイムには開いていないので要注意です。
せっかくなので、朝早くから開いている富山茶樓で朝食を楽しんで、ランチタイムには、朝は開いていないお店に行ってグルメ三昧を楽しんではいかがでしょう。
有名店だけあって、朝早くから入れ代わり立ち代わり、多くのお客さんでにぎわっています。
入店してテーブルに案内されると、まず飲みたいお茶の種類を聞かれます。店内はお粥などのご飯もののコーナーや、点心のコーナーに分かれているので、お茶を頼んだらそれぞれのコーナーで自分の好きなものを注文します。
注文したら、スタッフが注文用紙に記入してくれるので、退店時にこの用紙をレジに持っていってお会計をします。
「富山茶樓」の点心は、日本でもおなじみの海老の水餃子から、にんじんの餃子、ほうれん草のシュウマイ、ヒマワリの種が入ったシュウマイなどの変わり種まで、さまざま。パッと見て気になったものはぜひ挑戦してみましょう。
マッシュルームが載った水餃子は、モチモチの皮に中にプリプリの海老が入ってなんとも美味。
点心が美味しいのはもちろんのこと、ぜひ試してみてほしいのがお粥。お粥というとなんだか地味に聞こえますが、このお粥が絶品なんです。
写真は鶏肉のお粥。一口食べると、ダシの効いた深みのある味わいに驚きます。かといって味が濃いわけではなく、まろやかな味付けが朝の胃にも優しい逸品。
お粥がこんなに美味しいものだったなんて…今までのお粥の概念が変わるかもしれません。
一人で食べるにはかなりの量があるので、2、3人で一皿をシェアして、他にも色々なものを少しずつ楽しむのがおすすめです。
富山茶樓はもちろんデザートもはずしません。マレーシアの飲茶店の定番デザートといえば、やはりエッグタルト。
サクッとしたタルト生地に、甘さ控えめのなめらかなクリームが詰まっていて、一口食べると幸せになれる味です。
何を食べてもハズレのない富山茶樓。「さすが美食の街の人気店!」と、うならずにはいられません。イポーを訪れたら、一度は富山の絶品飲茶とともに、一日のスタートを切ってはいかがでしょうか。
<お店の情報>
「富山(フーサン)茶樓」
住所:51, Jl. Leong Sin Nam, Ipoh
営業時間:6:30〜14:00(火曜休業)
公式サイト:http://www.fohsan.com.my
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア