XFN-ASIAによると、28日の米債券市場は、同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月物が、前日比2.34ドル安の1バレル=58.20ドルと急落したことに加え、有力民間調査機関コンファレンス・ボードが同日発表した6月の米消費者信頼感指数(1985年=100)が前月比2.7ポイント増の105.8で、3年ぶりの高水準となったことを好感し、米株式市場が大幅に反発したことを受けて、指標の10年国債は前日比17/32下落し、101−9/32となる一方、利回り(債券価格とは反対に動く)は、心理抵抗線の4%を引き続き下回る3.97%(前日値3.90%)で引けた。一方、FRB(米連邦準備制度理事会)が30日に開催するFOMC(連邦公開市場委員会)で、9回連続となる利上げを決定し、政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利を現在の3%から3.25%へ引き上げるとの観測が市場では支配的となっている。 【了】