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2016年9月7日に開催されたAppleの新製品発表会の中で、ポケモンGOがApple Watchでプレイ可能になることが発表されました。「年内の対応を予定している」とだけ発表されていたのですが、2016年12月23日、ついにポケモンGOのApple Watch対応が発表されたのでさっそく使いまくってみました。

Pokémon GO が Apple Watch で楽しめるようになりました! - Pokémon GO

http://pokemongo.nianticlabs.com/ja/post/apple-watch/

12月23日の12時頃にポケモンGOのApple Watch対応が通知でお知らせされてきました。



Apple WatchでポケモンGOを楽しむにはiPhoneでApp Storeを開き、「アップデート」をタップしてポケモンGOアプリを最新状態にアップデートする必要があります。



アップデートが完了すると、Apple WatchにポケモンGOアプリがインストールされます。



Apple Watch側のポケモンGOアプリがインストールされるのを待っている間にiPhone側でポケモンGOアプリを開くと、起動時に以下のような確認画面が表示されるので「許可」をタップ。



さらに、ポケモンGOアプリがiPhoneのヘルスケアデータにアクセスできるようにする必要があります。「すべてのカテゴリをオン」をタップして……



「許可」をタップ。



Apple Watchに対応したことでポケモンGOのプライバシーポリシーが更新されたので、新しいプライバシーポリシーを確認したら「OK」をタップ。



iPhone側の更新が終わったらApple WatchでポケモンGOを起動。初回起動時はポケモンGOアカウントのレベルが1となっていました。とりあえず「開始」をタップ。



すると、以下のような画面が表示されます。Apple WatchのポケモンGOアプリでは「歩いた距離」「歩いた時間」「歩いた歩数」「次のタマゴがふ化するまでの距離」「ふ化装置に入っているタマゴの数」「近くにいるポケモン」がチェックできます。画面を左右にスワイプすると他の情報をチェック可能で、例えば画面を左方向にスワイプすると……



ふ化装置に入ったタマゴをチェックできる「タマゴ」画面が表示されます。



画面を上下にスワイプすればふ化装置に入ったタマゴの情報はすべてチェック可能。



その他、「設定」画面ではApple Watchがどの情報を通知するかを設定できます。初期状態では「ポケモン」と「ポケストップ」がオンになっており、両方の情報が通知されるようになっていますが、オフにすれば指定の情報のみ通知させることが可能。



「一時停止中」画面には「終了」と書かれたボタンが表示されており、これをタップすると……



Apple Watch版のポケモンGOアプリで計測した距離・時間・カロリー・歩数が表示されます。つまり、Apple Watch版ポケモンGOアプリでは、ポケモンGOで遊んでいる際の運動量を細かく計測できるようになっているわけです。「終了」をタップすれば計測は終了しますが、終了すると近くのポケモンやポケストップなどの情報は通知されなくなります。



1度終了すると、自身のポケモンGOアカウントが表示されるようになりました。



Apple Watch版のポケモンGOアプリを起動して外を歩き回ると、近くにポケモンが出現すると以下のように通知がきます。





通知がきた状態でアプリを開くと、画面下部に「近くにいるポケモン」が表示されます。なお、Apple WatchのポケモンGOアプリではどのポケモンが出現したのかはわかりますが、ポケモンを捕まえることはできません。



さらに通知がきたのでiPhone側のポケモンGOアプリを開くと……



以下のように通知がきたポケモン3体が画面上に表示されていました。つまり、Apple WatchのポケモンGOアプリに通知・表示されるポケモンは、iPhone側で既に出現しているポケモンが通知・表示されるようになっているというわけ。



Apple Watchに通知がきたら……



その場ですぐにそのポケモンがゲットできるわけです。なお、サンタピカチュウには逃げられました。



さらに、近くにポケストップがある場合は以下のような通知がきます。赤枠部分をタップすると……



ポケストップが表示されるので、Apple Watchの画面を左右にスワイプ。



するとアイテム&経験値がゲットできます。ただし、Apple Watchに対応したばかりだからかポケストップを開く際にアプリが落ちることが多かったです。



Apple Watch版ポケモンGOを使用している際に時計を表示すると、画面中央上部に以下のようなアイコンが表示されます。これはApple Watchのワークアウトアプリを使用している時に表示されるアイコンと同じもの。これをタップすると……



ポケモンGOアプリが開きます。



他にも、相棒ポケモンがアメを見つけると以下のような通知がきて……



タマゴがふ化すると以下のような通知がきます。



なお、Apple Watch側で歩いた後、タマゴ画面を開くと……



すぐに歩行距離がタマゴに反映されます。





Apple WatchのポケモンGOアプリで計測した運動量はiPhoneのアクティビティアプリでいつでも確認可能。



「ワークアウト」からもチェックできます。



記録される情報は以下の通り。ただし、Apple Watch版ポケモンGOアプリが落ちると計測していた運動量などはすべて記録されないまま消えてしまうので注意が必要です。



16時35分から17時まで歩き回った際、保存した情報を表示する「サマリー」画面に道具(げんきのかたまり×1、モンスターボール×2)が表示されました。



iPhoneアプリの「ぼうけんノート」で確認すると、16時35分から17時の間にポケストップで回収した表示された道具(げんきのかたまり×1、モンスターボール×2)以外にもたくさんあったので、どうやら「サマリー」画面に表示される道具は運動したごほうびとしてゲットできるアイテムのようです。



Apple Watch版のポケモンGOアプリを使用している際のバッテリー消費量を確認するため、15時20分頃にiPhoneとApple Watchのバッテリー残量を確認してみました。iPhoneは50%、Apple Watchは81%でした。



約2時間20分後にはiPhoneのバッテリーが44%、Apple Watchのバッテリーが32%まで減少していました。iPhone側の消費は少ないものの、Apple Watch側はかなり激しくバッテリーを消費するようです。



実際にいろいろ使ってみたのですが、Apple Watch版ポケモンGOアプリはワークアウトアプリのように心拍数や腕の振りなどを用いて歩行距離や消費カロリーを計測してくれるので、iPhoneアプリで遊んでいる際よりもタマゴがサクサク割れる印象でした。また、近くにどんなポケモンが出現したのかがわかるのも良い点で、Pokémon GO Plusにはない特徴。また、ポケモンGOで遊んだ間に「どれだけ歩いたのか」や「消費したカロリー」などさまざまな情報を計測してくれるので、「ポケモンGOでダイエットしたい」や「運動ついでにポケモンGOがしたい」という人にはピッタリなアプリになっています。

ただし、とにかくアイテムもポケモンも乱獲できるPokémon GO Plusと比べると効率はそれほど良くない印象。例えば近くにポケストップがある場合、Apple Watchだと通知が来てからアプリを起動してアイテムを実際に回収し終わるまでに約20秒ほどかかりますが、Pokémon GO Plusだとボタンを押せば即アイテムを回収できるので、「ただアイテムがほしい」「なんでもいいからポケモンを乱獲しておいてほしい」という人には断然Pokémon GO Plusの方がオススメ。

また、Apple Watchアプリの完成度はとても高いのですが、タマゴが割れた際やポケストップを回そうとした際にアプリが落ちることが多く、アプリが落ちると計測していた運動量情報などはすべて消えてしまうのがかなり残念。使用していたのはiPhone 7と初代Apple Watchの組合わせで、OSはiOS 10.2とwatchOS 3.1で最新の組合わせでした。