厚生労働省が発表した障がい者の雇用状況の取りまとめによると、企業に雇用されている障がい者数が13年連続で過去最高となっていることが分かった。

 今年6月1日現在で企業に雇用されている障がい者の数は47万4374.0人(前年比4.7%増)で13年連続で過去最高を更新した。

 うち、身体障がい者は32万7600.0人(同2.1%増)、知的障がい者は10万4746.0人(同7.2%増)、精神障がい者は4万2028.0人(同21.3%増)で、いずれも前年から増加した。

 実雇用率は1.92%で5年連続で過去最高を更新した(前年は1.88%)。法定雇用率(2.0%)を達成している企業は48.8%で前年(47.2%)を上回った。

 実雇用率を企業規模別に見ると、1000人以上2.12%、500〜999人1.93%、300〜499人1.82%、100〜299人1.74%、50〜99人1.55%となっている。

 業種別では、医療,福祉2.43%、農,林,漁業2.14%、生活関連サービス業、娯楽業2.11%、電気・ガス・熱供給・水道業2.05%、運輸業,郵便業2.00%が法定雇用率を上回っている。

 法定雇用率未達成企業は4万5790社。うち、障がい者を1人も雇用していない企業は58.9%だった。

 特例子会社の認定を受けている企業は448社で、雇用されている障がい者は2万6980.5人。