「結婚後も働きたい」女性のうち65%は「出産後も働きたい」と考えていることが厚生労働省の「21世紀成年者縦断調査」で分かった。非正規雇用で結婚意欲のある男性は5割を下回っている。

 仕事を持っている独身女性で「結婚した後も仕事を続ける」とする人は44.6%となっており、10年前(41.8%)と比べると2.8ポイント増加している。

 「結婚を機に仕事をやめる」は10年前の21.9%から17.1%に減少した。

 「結婚した後も仕事を続ける」と回答した独身女性で「出産した後も仕事を続ける」とする人は65.1%となっており、10年前(51.3%)と比べると13.8ポイント増加している。

 「出産を機に仕事をやめる」は10年前の24.5%から6.9%に減少した。

 独身者で結婚意欲のある人は、男性が59.7%、女性が72.1%となった。

 就業形態別にみると結婚意欲のある人は男女とも「正規」の方が「非正規」より高く、男性の正規は68.0%、非正規は45.6%、女性の正規は79.3%、非正規は61.8%となった。