米労働省が発表した10月の雇用統計によると、景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整値)が前月に比べ16万1000人の増加となった。雇用改善の目安とされる20万人を3カ月続けて下回った。

 民間部門は14万2000人増で、専門・企業向けサービス(4万3000人増)、医療(3万9100人増)などの業種で増加した。政府部門は1万9000人増だった。

 8月の雇用者数が17万6000人増(前回発表16万7000人増)、9月の雇用者数が19万1000人増(同15万6000人増)にそれぞれ修正された。

 10月の失業率(軍人除く、季節調整値)は前月から0.1ポイント低下して4.9%。

 週当たりの平均労働時間は前月から変わらず34.4時間、時間当たりの平均賃金は前月から0.10ドル増の25.92ドル。