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 “格差婚”とも報じられた北川景子(29)とDAIGO(38)が、今クールのドラマでも明暗を分けている。ドラマでは抜群の安定感を誇る北川は、現在放送中のドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)で、「私に売れない家はない」と豪語する不動産会社のキャリアウーマン役を演じている。初回平均視聴率12.4%をマークするなど、この夏No.1ドラマとの呼び声も高い。

 一方のDAIGOは、厳しい戦いを強いられている。出演中の『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)で、初回は何とか視聴率を二桁に乗せたものの、第2話で7.7%と大きく失速。リオオリンピックの放送も重なってくるため、さらなる苦戦が予想されている。DAIGOは主演ではないとはいえ、ドラマでは北川に惨敗。しかし、テレビ業界内でのDAIGOに関する評価は非常に高いという。

■“愛されキャラ”で地位を確立するDAIGO

 DAIGOといえば元々、第74代総理大臣を務めた竹下登を祖父にもつことでも有名だ。デビュー当初は“祖父の七光り”などと揶揄されたが、祖父譲りの人脈作りと、持ち前の憎めないキャラクター、独特の言い回し“DAI語”を売りに、バラエティタレントとして幅広い層から人気を集めている。

「昨夏に『24時間テレビ』のチャリティランナーとなった際、番組の最高視聴率が武道館のゴール後だったこともあって、DAIGOが改めて評価されました。またいつも挙がる“やらせ疑惑”や、ギャラの額を揶揄する声もほとんどあがらなかったと聞いています」(番組制作関係者)

 陰口を言わないという姿勢やその清潔感は、視聴者だけでなくスタッフからも評価されており、現在では全時間帯にレギュラーを持っている。

 とはいえ、芸能界における仕事量を見ても、人気・実力は北川の方がまだ格上だと言わざるを得ない。それだけに、結婚したことで、“嫁の七光り”と呼ばれるわけにはいかない。しかし近年の活躍をみると、DAIGOなりの“愛されキャラ”を武器に、北川との格差は今後確実に埋まっていきそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。