画像はイメージです(Robさん撮影、Flickrより)

ゴールデンウイークといえば、やはりお出かけだ。海外旅行など遠出の予定を立てている人もいるかもしれないが、日本自動車タイヤ協会が2016年4月7日に発表した調査によると、ドライブでの出かけ先は「市内(区内)」が53.0%、「県内(都内・道内・府内)」51.0%、日程も「日帰り」63.8%と、いわゆる「安・近・短」志向が強い。

しかしいくら近場とはいっても、ドライブにはアクシデントがつきものだ。特に、平日はあまり運転せず、たまの休みで久しぶりに――なんて人だと、思わぬトラブルに巻き込まれることがあるかも。

今回、Jタウンネット編集部では、読者からドライブで「やらかした」体験談を募った。

免許とりたてでレンタカーを借りたら...

まずは、大阪府のAさん(30代男性)。学生時代、友人3人とレンタカーを借り、三重県のナガシマスパーランドに出かけることにしたのだが、Aさんは免許とりたて、この日がまだ2回目の運転だった。張り切ってハンドルを握ったAさんだったが......。

「コンビニで朝ごはんを買い、いざ出発、というときに、交通量が多くてなかなか合流できず焦った私は、ハンドル操作を誤って、ガードレールに激突......。幸いケガなどはなく、車に少しキズがいっただけで済んだのですが、その後は運転席に座らせてもらえなかったことは言うまでもありません......」

ドライブテクニックは問題なくても、慣れない車で思わぬ災難に見舞われることもある。静岡県のBさん(30代女性)は10年ほど前、愛車を車検に出している間、ディーラーの用意した代車に乗ることに。

「駅前のロータリーに入ろうとしたところ、車がいきなり止まってしまいました。幸い、居合わせたタクシーの運転手さんなどが手伝ってくれて、なんとかロータリーに入れ、ディーラーさんに電話......。調べてもらうと、タイミングベルトが切れていたそうです」

このトラブルで、予定していた旅行の出発が1時間ほど遅れてしまったんだとか。

東西南北もわからなくなって...

慣れない運転、慣れない車と来て、今度は道。奈良県のCさん(30代男性)の体験談だ。

「和歌山から奈良へ、山越えで向かおうとしたのですが、山中の道に迷っているうちに日が暮れてしまいました。夜になると照明もなくあたりは真っ暗で、光といえば車のヘッドライトだけ。なんとか脱出しようと走り回っていましたが、とうとう方向さえわからなくなってしまいました。『このまま進むべきか、引き返すべきか......』――悩んでいるうちに夜明けに。そう、丸一晩迷っていたんですね。おかげで、太陽が昇ってくる方向が東だと見当がつき、ようやく目的地にたどり着けました」

一歩間違えば遭難である。危ない危ない......。

バッテリーやタイヤの空気、ちゃんとチェックしてる?

京都府のDさん(30代女性)は、運転には慣れていたし、車も長年の愛車、道も知っていたが、問題はたまにしか乗っていなかったことだった。

「平日は車に乗らないのだけど、休みの日には夫婦でドライブに出かけるのが私たちの趣味。ところが、ある日ちょっと遠出しようとしたところ、いきなりバッテリーが上がってしまったんです。慌ててJAFを呼んで助けてもらいましたが、『定期的に運転しないと、こういうトラブルが起こりやすいんですよ』と注意されてしまいました......」

「タイヤの空気圧点検はどれくらいの頻度で行なっていますか」という問いへの回答(日本自動車タイヤ協会より)

上記の日本自動車タイヤ協会の調査でも、たとえば車にとって重要なタイヤの空気圧点検を、適切な頻度とされている「月1回以上」している人は38.8%留まり。空気圧が低下していると、燃費が悪くなるばかりではなく、下手するとバーストすることも......特にDさんのようなサンデー・ドライバーは注意が必要だ。