若旦那「そんなに贅沢はしたくないなって。ミニマムで生きるのが好きなんで」

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」に、若旦那さんが出演。4月6日にリリースしたアルバム『WAKADANNA5〜フォアグラなんていらねぇよ〜』のサブタイトルに秘められたミニマムに生きる美学について語りました。
（アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」4月26日放送より）

若旦那さん（右）と、パーソナリティの坂本美雨

坂本「本日のゲストは初登場になります若旦那さんにお越しいただきました。こんにちは」

若旦那「こんにちは。初登場なんですね」

坂本「そうなんです」

若旦那「自分、よく聴いてるんで初めての気がしない」

坂本「え〜本当ですか。ありがとうございます。ちなみにどんなところで聴いてるんですか」

若旦那「だいたいクルマの中で聴いてます」

坂本「嬉しいです」

若旦那「癒されてます。美雨さんの声に」

坂本「お会いして、すごく穏やかな空気感の方だなと思って」

若旦那「よく誤解されてて。怖い方だなって言われてるんですけども、けっこう、ほんわりほわーんとしている感じなんですよ」

坂本「ちょっとほっとしております。さて、若旦那さん、もちろん皆さんご存知の湘南乃風のメンバーでいらっしゃいますが、ご自身のソロ活動はずっとやってらっしゃいますね」

若旦那「そうですね。ソロの前はプロデューサーとしてやっていて、プロデューサー5年、ソロ5年みたいな、そういう歴史をたどってます」

坂本「プロデューサーとしてはどんなスタートだったんですか」

若旦那「プロデューサーとしては、けっこう自分のまわりをサポートするっていう形のスタートですね。湘南乃風だけ売れちゃって、一緒にやってた仲間たちがなんか取り残されちゃった感じになって、それがどうしても自分の中で納得いかなくて、一緒の楽曲とか、そいつらのための事務所とか。そういうところから始まって、所属事務所のアーティストの裏方をやっているうちにプロデューサー能力が高まっていくみたいな感じで。それで、表立っては、加藤ミリヤさんのプロデュースが一応、公には初プロデューサーという形になりました」

坂本「そしてソロ活動をされていますけれども、4月6日にニューアルバムが発売になりました。『WAKADANNA5』。「フォアグラなんていらねぇよ」というサブタイトルがついていますが、これはどういった意味合いが」

若旦那「まあ、よくフォアグラ嫌いなんですかって聞かれるんですけど、そんなことはないんですよ。別に食べて美味しいなって思うんですけど、まあ、こう総称って言うか、まあ贅沢の象徴って言うか、まあそんなにオレ、贅沢したくないな、いらないなみたいな。けっこうミニマムで生きるのが好きなんで。アクセサリーとか時計とかしてなかったりとか」

坂本「あ、本当ですね」

若旦那「うん。家とかもでかくなくていいじゃんとか、クルマとかも乗れればいんじゃね、みたいなそういうふうになっちゃう性格なんで。なんか贅沢いらないよっていう。うん」

坂本「一般的なイメージだと、きっとすごくマッチョな、もっとじゃらじゃらしてる。豪快なイメージもあったりもしますけど、本当の若旦那さんはすごくシンプルな」

若旦那「そうかもしれないです。はい」

坂本「このアルバムにはさまざまなジャンルの楽曲が含められていますけど、どういったところから制作に取り掛かられたんですか」

若旦那「そうですね。今回は1曲目の『トンネル』という曲が、川で言えば原水の一滴目だったと言うか。そこからドバーッとあふれてきて、最後に『ハル』を作って終わるという。あふれ出るんです、自分の気持ちが、急に」

坂本「その一滴目というのは、何かきっかけがあったりするんでしょうか」

若旦那「走ってたんですけど、走ってる最中に急に一滴目が降りてきました。（中略）急に光が見えたような気がして、その光に吸い込まれてって。で、光とは何なんだろうっていうのが今回のアルバムの大きなメッセージになっていて」

若旦那さんのニューアルバム『WAKADANNA5〜フォアグラなんていらねぇよ〜』や、若旦那さんの出演が決まった「FREEDOM aozora 2016淡路島」公演についての詳細は、公式サイトhttp://waka-d.jp/ http://waka-d.jp/をご覧ください。

アーティスト・坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。4月27日のゲストは、植松伸夫さんです。毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。