INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社

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今日、12月7日は二十四節気のひとつ「大雪」です。

北風が吹いて大雪(おおゆき)が降る頃という意味で「大雪(たいせつ)」。この日から日一日と寒さが厳しくなってきます。山間部だけでなく平野部でも雪が降るようになり、熊が冬眠に入ります。いよいよ冬本番です。今日から「冬至(とうじ)」までの期間も「大雪」と呼びます。

今でも12月に入ると「師走(しわす)」という言葉が飛び交い、なんとなくあわただしくなりますが、かつてはこの「大雪」頃になるといよいよ年末も押し迫る感じになる、そういう時節でした。12月13日には「正月事始め」といって煤払いや餅つきなどお正月の準備をはじめます。関西では、お歳暮はこの日から贈ることになっているそうです。また、「松迎え」といって門松用の松を取りに行く日でもありました。

年神様(としがみさま)を迎えるための神事としての「煤払い(すすはらい)」や、自宅での餅つきや門松作りはあまり見かけなくなりましたが、なんとなく年末には「大掃除」をして、お餅やお正月飾りの準備をするご家庭も多いことでしょう。年が改まる準備をするという気持ちは、昔も今も変わりないのかもしれません。

今年は11月から北海道で大雪が降り、冬の訪れが早いのかと思いきや、11月下旬は平年より暖かで紅葉が遅れ、どうにも読みにくい気候です。今年の冬はどんな冬になるのでしょうか。

昨年2014年2月の関東甲信越を襲った豪雪を思うと、雪はあまり降らないといいと思ってしまいます。あの日、甲府盆地が雪で埋まった光景は、想像を絶するものがありました。数十年ぶりの極端な天気になることが多い近年。これ以上、自然災害が増えないことを願う「大雪」です。