今日は何の日 11月30日は「本みりんの日」/INSIGHT NOW! 編集部
今日、11月30日は「本みりんの日」です。
11は「いい」、30は「みりん」の語呂あわせで、「いいみりん=本みりん」ということで、(全国味醂協会)が制定しました。
「本みりん」とは異なる「みりん風調味料」が同じ「みりん」としてちまたに溢れていることを憂いて、「本みりん」の良さをもっと消費者に理解してほしいとの願いが込められています。
「本みりん」というのは、アルコール分約14%で酒税法が適用される酒類調味料です。一方の「みりん風調味料」というのは、アルコール分が1%未満で、熟成ではなく原料のブレンドにより作られています。「みりん風調味料」の方が、価格が安いので「本みりん」の代わりに「みりん風調味料」を使っているご家庭も多いのではないでしょうか。
けれど、使ってみると味わいなどはずいぶん異なります。全国味醂協会によると「本みりん」の「調理効果」は6つあります。1.ふっくら上品な甘み 2.テリ&ツヤ 3.煮くずれ防止 4.深いコク&旨み 5.味がしみこむ 6.消臭 これらの効果は主にアルコールと複数の糖分、アミノ酸のなせるワザで「本みりん」ならではのものなのです。
砂糖よりやわらかい甘味やきれいなテリが好きで、我が家ではよく「本みりん」を使います。お酒と砂糖では出せない和食の魅力そのもののような気がします。特に煮物には欠かせない調味料です。
アジやサバ、イワシなどの魚のみりん干しもおいしいですね。釣りをする方がいるご家庭では、大量の魚を消費するため自家製のみりん干しを作るとか。開きにして、みりんや醤油などの合わせ調味液にしばらく漬けて、半日くらい干すだけでとてもおいしくできるそうです。猫や鳥に狙われないよう、囲い網付きの干し器に入れるのがおすすめ、とのことです。
これからの年末・年始が、鍋物や煮物、おせち料理など「本みりん」の最需要期です。「本みりん」の良さを生かして、和食料理の腕を上げてみませんか。