デ・ヘアの交渉破談、レアル・マドリーの言い分は？
8月31日の（英国を除く）欧州移籍マーケット最終日、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリーの間で行われていたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの取り引きは、期限に間に合わなかったということで認められずに終わった。
既に両者の間では合意に至っていたといわれていたが、数分の違いで交渉は崩壊。将来の守護神候補を獲得出来なかったレアル・マドリーは、公式サイトで声明を発表し、マンチェスター・ユナイテッド側に不手際があると訴えた。
1：マンチェスター・ユナイテッドは、ダビド・デ・ヘアの権利に関してのいかなる交渉のチャンネルも、昨日の朝まで一切解放していなかった。
2：選手登録が可能な最終日にこれらのことを実行するのは困難であったにもかかわらず、レアル・マドリーはこれらの会談を開始することに同意した。
3：マンチェスター・ユナイテッドが昨日の朝交渉の開始に同意したとき、彼らはケイロル・ナバスが取り引きの一部として使用されることに合意しやすくなるよう、選手の代理人と接触していると述べていた。
4：レアル・マドリーとマンチェスター・ユナイテッドは、両者の移籍を行うために速やかに合意に達した。関連した契約の書類を作成するように要求し、LFP、FIFAの移籍マッチングシステムの登録を処理するのに十分な時間が必要であるということから、レアル・マドリーはスペイン時間の13：39に書面を送った。
5：マンチェスター・ユナイテッドは、その8時間後となるスペイン時間21：43にマイナーな修正を含めた前述の書面を送ってきた。これらの修正点に関しては重要なものではなかったので、レアル・マドリーに関係する全員がそれを受け入れた。移籍マッチングシステムの登録にも間に合う予定だった。
6：レアル・マドリーは、デ・ヘア、そしてケイロル・ナバスの署名を受け、スペイン時間の23：32にサインされた契約書をイングランドに送った。それからマンチェスター・ユナイテッドによってサインされた最終的な文書を受け取る予定だった。
7：マンチェスター・ユナイテッドは、スペイン時間23：53にケイロル・ナバスの代理人と最終的な合意に達した。そして、それはこの時点で選手が契約する書面が送られたということだ。
8：マンチェスター・ユナイテッドはダビド・デ・ヘアの取り引きの詳細（ケイロル・ナバスのものではない）をスペイン時間00：00に作成し、我々と同じように契約書を送った。レアル・マドリーがこれを受領したのは00：02であり、移籍マッチングシステムにアクセスしようとしたが、それは既に閉じられていた。
9：スペイン時間00：26に、FIFAの移籍マッチングシステムはダビド・デ・ヘアの取り引きの詳細を記入するよう促してきた。イングランドの登録期間はまだ開いていた。最終期限が過ぎたと分かっていたが、レアル・マドリーはLFPに契約書を送ることを決め、移籍の管理に関する議論の可能性を探ることにした。
10：要するに、レアル・マドリーは、常に両選手の移籍を完了するために必要なことを全て行ってきた。
