15秒でデスクに変わるノマドスーツケース Twitterでは早くも「社畜の必須製品」の声

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ノートパソコンがこの世に生まれてからというもの、取引先から至急のレスポンスを要求されることが少なくありません。これが、しんどいんだ……。

もちろん、時間を有効活用できるという側面もある。我々ライターの場合、取材を終えてすぐさま最寄りのカフェへ行き、そこでタイムラグ無しに原稿化。一秒でも惜しい日々が続いているので、そう考えると便利な時代と言えるかもしれませんね。
しかし、カフェが近隣に無い場合はどうする? 満席の場合だってあるだろうし、カフェへ行く時間さえ惜しい時だってあるでしょう。

そこで、これをご紹介したい。アイデアグッズブランド「BIBI LAB(ビビラボ)」が今月より発売している『ノマドスーツケース』(税別36,000円)の画像を見てください。

……ん? スーツケースかと思いきや、これがデスクに変身してる!? これ、言わば“折りたたみデスク内蔵型スーツケース”なんです。デスクの組み立てに工具は必要なく、15秒で展開可能。専用チェアも付属しているため、すぐにその場でデスク作業を開始できるんです。出張やノマドワーキングに最適だから、『ノマドスーツケース』と呼びます。

「現代はカフェや公園で仕事をするスタイルも増えており、特定の席次を決めないフリーアドレス制度を導入している会社もあります。今後、“働く場所”の定義はより自由になっていくと予想しています。そのような社会的背景のもと『もっと自由に働くスタイルを応援できるものがあれば』と、この商品を考えました」(担当者)

なるほど、意義はわかりました。しかしスーツケースとデスクを融合する辺りが、大胆というか何というか……。
「快適な作業に机は必須ですが、持ち運びという点で非常に手間がかかります。その問題をユニークな方法で解決するものを作りたいと考えました。『出張族のビジネスマンやノマドワーカーが全ての荷物を積み込み、いろいろな場所で仕事を効率よくこなす』というシーンを意識しています」(担当者)

これひとつあれば仕事道具や着替えだけでなく仕事環境さえも持ち運べる……という“究極のワーキングスタイル”の提案でもあった。
「会社から離れて別の場所で仕事をできれば、新しいアイディアを得るひとつのチャンスにもなりますしね」(担当者)

というわけで、会社から離れ仕事している光景をご覧ください。

これぞ、まさしくノマド。しかし、思い切りの要るシチュエーションでもあるぞ……。
「人通りのある場所で実際に使用した時は、正直言って恥ずかしかったです。しかし、いざ仕事を始めてみると緊張感もあってか相当に仕事がはかどりました。病みつきになりそうです」(担当者)
「仕事が病みつきになる」だなんて相当な効果だぞ、こりゃ!

いや、決して仕事じゃなくてもいいんです。その他の用途としては、フリマ出店、キャンプ、写生会、コスプレイベント、ストリートパフォーマンス、ミシン台などが挙げられるでしょうか。

Twitterでは「フリマやコミケでも活躍しそう」「撮影会でも役立ちそう」「旅行中にどこでもネームできる」「国際派の社畜の必須製品!」といったリアクションが散見され、早くも皆のハートをガッチリつかんでいる模様。

いつでもどこでも臨戦態勢に入ることのできる、『ノマドスーツケース』。まさしく「常在戦場」という言葉を思い出しましたよ。
(寺西ジャジューカ)