監督に信頼を寄せる本田、ハリル流の浸透が「勝利への一番の近道」

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 11日に行われるキリンチャレンジカップ2015のイラク戦、16日に行われるロシア・ワールドカップ、アジア2次予選初戦のシンガポール戦に臨む日本代表が9日、横浜市内で練習を行なった。

 練習後、ミラン所属のFW本田圭佑は、「いつも以上に長い期間でしたんで、その辺はチーム全体、非常にいい雰囲気、非常にいい準備ができてるんじゃないかなと思います」とこれまでの練習に満足の様子。

 2日後に迫るイラク戦について、「いい対戦相手だと思います。簡単じゃない相手ですし、その次もアジアの対戦相手、当然予選なんで、そういう意味ではシミュレーションと言いますか、いいイメージを持ってシンガポール戦に挑みたいと思いますけどね」と、アジア2次予選初戦に向けて良い準備になるとコメント。そして、試合では「1点でも多くファンのみなさんに見せられれば、それ越したことはないと思います」と、ゴール量産を誓った。

 1週間後にはワールドカップ予選の初戦が迫っている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督とともに歩む3年間の長い道のりが始まるが、本田は、「まずは予選を突破するということが当然のビジョンになると思います」と、本大会出場が最低条件だとコメントし、「まずこの2試合、絶対に勝つと結果で示したいと思います」と勝利への執着心を示した。

 また、「普段もね、ピッチ外でも常々サッカーのことを考えてるでしょうし、それに選手が監督の姿勢に感化されて付き合っていく、ついていくって言うのはって、勝利への一番の近道じゃないかと思います」と、ハリルホジッチ監督への信頼を明言。

 そして、「勝者のメンタリティーを身に着けるのは、やはり口で言うほど簡単なことではないと思うんで、日ごろの積み重ねがそうさせるんだと思うんで、辛抱強く1つ1つ、とりあえず今はイラク戦の勝利に向けてもう一度、気を引き締めたいなとは思います」と、同監督の下、今後の日本代表の成長を見据えつつ、改めて2日後の試合に標準を合わせた。

 日本時間で今朝、なでしこジャパンが連覇を狙うFIFA女子ワールドカップ・カナダ2015の初戦でスイス女子代表に勝利。これに対して本田は「嬉しいですよね。率直に。同士と言いますか、それでも1度優勝してるんでやはりプレッシャーもあるでしょうし、期待もあるでしょうから、何とかね、そのみなさんの期待に応えられればいいなと客観的に応援してます」とエールを送った。