最新SUVのおすすめ5車種【ジャンル別のクルマ選び】
世界的にも右肩上がりの堅実な成長をしているSUV。その人気を背景に、各ブランドから多彩なモデルが発売されています。
かつては道なき道を突き進む生粋のオフローダーとして活躍していましたが、現在はそのようなタフユースよりも、大柄でパワフルなスタイルで街中を闊歩するオシャレなクルマとしての人気がほとんどであります。
多彩なモデルがひしめく中で、そのファッション性の高さからベストセラーとして確固たる地位を確立しているのが「トヨタ・ハリアー」です。
2013年11月に日本専売モデルとして登場した現行モデルは、ボディサイズをひとまわり小型化することで操作性をアップ。そのスタイルは、よりスポーティ感と上質感が強調されています。
さらにインテリアの質感も注目ポイントで、ドアトリムやダッシュボードにはステッチを施したレザーがあしらわれており、高級車ならではの風格が漂います。
そんなおしゃれ系SUVの王座に君臨する「ハリアー」に挑戦状を出したのがマツダです。
2010年に新デザインコンセプト“魂動”と新世代技術”スカイアクティブ”をフル装備した「CXー5」のみだったSUVに、この春、新たに「CXー3」を投入。
SUVらしい逞しさがあるボディは4275mm×1765mm×1550mmとコンパクトですが、居住空間や荷室のスペースだけでなく、立体駐車場への対応も考慮した緻密なパッケージを披露します。
インテリアは「デミオ」で好評を得たデザインのほか、様々な先進機能も踏襲。
もちろん、エンジンはお馴染みのディーゼルエンジンを搭載するのですが、世界初となる「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を採用し、ディーゼル特有の音を抑え込むことに成功。その走りの上質感は同社の中でも特筆ものです。
中身よりも見た目がSUV選びの主流ではありますが、なかには本格的なオフローダーとしての性能を求める方も少なくないでしょう。
そんな方には輸入SUVがオススメ！
ブランドごとに統一感のあるデザインをはじめ、悪路を走破するのに役立つ機能もしっかりと備わっているのです。
なかでも、イチオシは「メルセデスベンツ・GLAクラス」です。
同社のスポーティコンパクトカー「Aクラス」とメカニズムやインテリアデザインは共有する一方で、外観についてはほぼ新規開発されています。都会派モデルに見えますが、4WDシステムはもちろん、前輪の切れ角やボディの傾きをモニターする機能など、オフロードを踏破するための装備も充実。ブランドはもちろん、価格や機能から、SUV市場のなかで存在感を強めています。
しかし、SUVに多くのメーカーが参入する状況を、老舗SUVメーカーが黙っていることはなく、次々にニューモデルを投入してきています。
イギリス王室御用達のメーカーとしても有名なレンジローバーが2011年に送り出した「イヴォーク」は、その象徴的な１台でしょう。
SUVの力強さを残す一方で、泥臭さを払拭したスタイリッシュなルックスの存在感は、いまも第一線級の迫力。その都会的なルックスとは裏腹に、長年の経験で培ってきた走行制御システム「テレイン・レスポンス・システム」を搭載しており、砂利や雪そして泥など様々な悪路を走破できる実力を備えています。
しっかりと中身が詰まったうえで、革新的なデザインで存在感を強める。老舗だからこそできる業です。
SUVの老舗メーカーとして最も日本人に馴染みのあるメーカーといえば、やはり「ジープ」をおいて他にありません。
名前を聞く限りでは、日本では扱いに苦労しそうな大柄なSUVを扱うブランドというイメージが強いですが、実はコンパクトなSUVも用意されています。それが、「コンパス」です。
ジープのアイコンである「7スロットグリル」があしらわれたボディは4475mm×1810mm×1665mmと国産の売れ筋モデルと同等のサイズ。4輪独立懸架サスペンションと4WDシステムを採用しているので、悪路でも頼もしい走りを披露してくれることでしょう。
今年5月にはオプション装備のサンルーフをはじめ、専用デザインのホイールを標準で装備した特別仕様車「 Compass North」を設定し、その魅力に磨きをかけています。
デザインはもちろん機能性や価格など、様々な要素が複雑に絡み合うSUV。その種類の多さゆえに、迷ってしまう方も少なくないことでしょう。もし、SUVをお探しなら、まずはブランドから検討してみてはいかがでしょうか？
いずれのブランドもコンパクトSUVからフルサイズSUVまで取り揃えているので、きっとピッタリの１台が見つかるはずですよ。
（今 総一郎）
最新SUVのおすすめ5車種【ジャンル別のクルマ選び】(http://clicccar.com/2015/05/19/307287/)
