男性と社交ダンスを披露するダンスパートナーロボット(撮影:徳永裕介)

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世界最大級のロボット専門見本市「2005国際ロボット展」(日本ロボット工業会、日刊工業新聞社主催)が30日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。12月3日まで。

 16回目となる今回は「RT(ロボットテクノロジー)が未来をひらく−モノづくりからパーソナルまで−」をテーマに掲げ、国内外から152社40団体が参加した。自動車産業など製造分野に向けた展示とともに、福祉や災害など非製造分野でのサービスロボットも多数展示されている。

 会場内では、人間そっくりの外観で司会などもこなすアンドロイド(人間型ロボット)や、がれきの中に分け入って被災者を探索するヘビ型ロボットなどが人々の目を引いていた。ステージ上では、人間の男性とダンスパートナーロボット(東北大学、野村ユニソン、トロワゾ)との社交ダンスも。開発担当者によると、社交ダンスでは男性がリードするが、このロボットは男性の意図を推定することができるといい、「近い将来、ロボットが人間とともに生活するためには、相手が思っていることを推し量る能力が不可欠だと考え、開発した」と話している。【了】

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