20日、北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督は今季の開幕投手に大谷翔平を指名した。だが、ダルビッシュ有以来となる高卒3年目での開幕投手に選ばれた二刀流にも課題は残るという。

同日放送、「NEWS23」では「大谷翔平×桑田真澄 開幕投手の進化と課題」と題し、野球解説者・桑田真澄氏が大谷の"ある"課題を指摘している。

去年と変えている点について「去年100%で投げていたところを今年は80%で投げれるようにしたい」と切り出した大谷に、桑田氏は「高目のボールは凄い力がある。スピンも効いて」と前置きしつつ、「低目ってまだ自分としても高目ほどきてないですよね?」とズバリ。

この質問に大谷が「そうですね。ひっかけてる部分が今年最初からあるので」と呟くように答えると、さらに桑田氏は「右膝が折れ(曲がり)すぎて力が分散しているように見える。全力で投げてもちょっと抜ける時あるでしょ?」と、そのフォームに言及。「どうしてもピッチャーって膝に体重をかけたがる。実はいいピッチャーは右の股関節に体重を乗せている人がほとんど。7、8分で軽く投げたボールでもバッターが当たらないストレートが投げれると思う」とアドバイスを送る桑田氏だった。