世界はつぶやきで満ちている! Twitterのつぶやきを地図で確認できるサービス2つ
いまでは、Twitterのつぶやきは、世の中の動きを表す重要な指標として扱われている。実際、その日、最もつぶやかれたキーワードがテレビなどでもニュースになることも多くなった。
今回、紹介する2つのサービスは、Twitterのつぶやきから世の中の動きを知ることができる。どちらも、つぶやきをリアルタイムで地図にマッピングしくれるので、今、どこで何が盛り上がっているかを、スマホやパソコンの画面の前にいながら知ることができる。

●いちばんつぶやいている地域はどこ? 世界のつぶやきをリアルタイムで表示するTweetping
Tweetpingは、世界中のつぶやきを世界地図のうえにドットで表示してくれるサービスだ。北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの地域ごとにツイートの数とドットが表示される。

眺めていると、つぶやきの活発な地域は、徐々に白いドットで埋め尽くされていく。まるで、人工衛星から夜の地球を眺めるように、つぶやきの多い地域が白く浮かび上がってくるのは幻想的でもある。

Tweetpingの世界地図を見ていると、やはりつぶやきが集中する地域は限られている。アフリカは黒いままだし、ロシアも活発なのはヨーロッパ寄りの地域に限られている。人口密度が高くないオーストラリアも意外と少ない。活発なのは、南米とアジアだ。特に日本は、数分もすれば、白い光で埋め尽くされるほど活発だ

当然だが、Twitterが使えない中国は黒いままだ。中国では、中国版Twitterの微博(ウェイボー)が使われているためだ。やはり、こうしてマップ表示で見ると、住んでいる世界が違うのだと思わざるをえない。

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【画面1】Tweetpingにアクセスした直後は、まだ何も表示されていない。



【画面2】数分もすると、つぶやきの多い地域が白い光で埋め尽くされる。


●近所のつぶやきまで確認できるThe one million tweet map
Tweetpingがつぶやきをドットで表示するだけなのに対し、The one million tweet mapは、つぶやきの内容まで確認できるサービスだ。サイトにアクセスすると、マップ上に数字の書かれた円が表示される。数字は、その地域のつぶやきの数を表している。

円をクリックするとマップがズームインし、さらに細かい円が表示される。これを繰り返すと、個別のつぶやきの内容まで確認できるという仕組みだ。自分がいる周辺を表示すれば、まわりでつぶやかれている内容をリアルタイムに確認することが可能なのだ。さらに、ヒートマップ風の表示に切り替えたり、キーワードやハッシュタグでつぶやきを絞り込んだりすることもできる。

大きな事件・事故が起きたとき、その周辺のつぶやきを調べたり、これから出かける場所のつぶやきを調べたりできるので、実際の話題の大きさや温度感などを知ることができるので、意外に役立つかもしれない。

また、単純に自分の周囲でどんなことがつぶやかれているか、眺めているだけでも面白い。逆にいうと、誰が見ているかわからないわけで、Twitterを使うときは、やはりあまりうかつなことはつぶやかない方がいいと、改めて思わざるをえない。


【画面3】The one million tweet map。アクセスすると、世界地図につぶやきの数か表示される。



【画面4】円をクリックしていくと、どんどん絞り込んでいける。



【画面5】最終的には個別の発言まで確認できる。



【画面6】ヒートマップ風の表示もできる。


Tweetping
The one million tweet map


井上健語(フリーランスライター)