仕事中に眠くなるのはなぜ?その心理とは?―眠気のピークは昼も夜も「2〜4時」

写真拡大

夜はしっかり寝たのに、なぜか仕事中に眠くなってしまう……。誰しも、そんな経験がありますよね。特にお昼の後なんかは、急に睡魔に襲われる人も多いのでは? 一体、その原因はどこにあるのでしょうか。今回は、なぜか仕事中に眠くなるそのカラクリについてご紹介します。

■「ランチを食べると眠くなる」のは本当?

お昼休憩の後って、急にどうしようもなく眠くなったりしますよね。中には、「食事をとると眠くなるから」と、眠気防止のためにランチを抜く人もいるんだとか。でも、この「ランチを食べたから眠くなる」というのは、実は間違いだって知っていましたか?

 そもそも、人間の体には眠りのリズムがあり、眠気のピークは昼も夜も「2〜4時」に訪れるそうです。だから、ランチの後に眠くなるのは自然のことだと言われています。ちなみに、お昼を抜くと眠気が来ないのは、食欲が満たされないことで発生する「ストレス」が原因。

つまり、体にはとても悪い行為なのです。

■睡魔に襲われやすい「危険な食べ方」とは

食事抜きは体に悪い上、仕事の生産性にも悪影響を及ぼします。しかし一方で、ランチの食べ方を間違えると、さらなる強力な睡魔に襲われる可能性も。その原因は「血糖値」にあります。血糖値の急な上がり下がりは、眠気を引き起こすからです。

特にNGな組み合わせは、「ハンバーガー&ポテト」、「ラーメン&チャーハン」、「そば&カツ丼」など。ランチの定番とも言えるメニューばかりですが、炭水化物のWパンチは、糖質過多になりやすいからです。逆にオススメなのは、血糖値の上昇がゆるやかになる「穀類」や「タンパク質」を多く摂取できるメニュー。

ご飯なら「玄米」、パンなら「ライ麦パン」などを選ぶとよいでしょう。

■原因は「オフィス内の環境」にあるかも?

仕事中についウトウトしてしまうのは、単なる睡眠不足やランチの食べ方のせいだけではありません。時には、オフィス内の環境が原因になっていることも考えられます。例えば、室内の二酸化炭素濃度が上昇してある一定レベルを超えると、仕事のパフォーマンスが著しく低下するそうです。

二酸化炭素濃度は、閉め切った狭い部屋にたくさんの人が集まると、一気に上昇します。もしかすると、ミーティングや研修などで睡魔に襲われやすいのには、こういう理由があるのかもしれませんね。

いかがでしたか? 仕事中の睡魔に悩まされている方は、上記の内容を参考にしてみてください。また、どうしても眠くて仕方ないときは、5〜10分仮眠するだけでも頭がだいぶスッキリするそう。「もう無理」と思ったときは、ぜひお試しあれ。