インテルは近いうちにトリノDFダニーロ・ダンブロージオの獲得に動くようだ。MFアルバロ・ペレイラの買い取りオプションつきレンタル移籍の交渉がマルセイユと進んでいる一方で、ワルテル・マッツァーリ監督は以前からダンブロージオを補強候補として見出している。彼が1月の最初の補強となるかもしれない。

インテルはすでに彼を確保しており、あとは200万ユーロ(約2億9000万円)に加えてトリノに差し出す若手選手を決めるだけだ。選手は年俸90万ユーロ(約1億3000万円)で3年半契約を結ぶと見られる。

トリノのジャンルカ・ペトラーキSDも、「いくつかのチームが公式に動いてきた。ただ、どこかを明確に言うのは正しくないだろう。ミラノ勢の一つだよ。我々にとって何か有利なことがあるのかを検討しているところだ。彼が移籍を望むなら、できるだけかなえようとしている」と語った。

ちょっとした障害となり得るのは、共同保有権の問題だ。トリノは共同保有を望んでいる。また、トレード要員としてフランチェスコ・バルディやズドラフコ・クズマノビッチを求めたが、インテルはこれを断っている。

そこで、トリノはインテルからリヴォルノにレンタル移籍中の選手を次に狙っている。今後の交渉で、アルフレッド・ダンカン、イブラヒマ・エムバイェ、ルベン・ボッタ、マルコ・ベナッシのうちの誰かを求めるだろう。

一方、フランスからは再びパリ・サンジェルマン(PSG)MFハビエル・パストーレへのインテルの関心が再び噂されている。もちろん、インテルは様子をうかがっているが、まずはフレディ・グアリンのチェルシー移籍がどうなるか次第だ。また、これからの試合でのディエゴ・ミリートの出来にもよる。イシャク・ベルフォディルがウェスト・ハムに移籍すると言われていることも忘れてはいけない。

なお、イギリス『デイリー・スター』は、トッテナムMFエリック・ラメラの代理人がローマにいる際、インテルとのコンタクトが始まったと報じている。いずれにしても、やはりグアリン次第だろう。

そのグアリンの代理人は7日、『Fcinternews.it』のインタビューで、「我々はインテルで幸せだ。だが、(エリック・)トヒル会長の考えがまだ分からない。チェルシーからは一切オファーを受けていないよ」と話している。