FIFAの特別許可が出たことで、ユヴェントスMFアルトゥーロ・ビダルが、今週末のリヴォルノ戦に出場できることとなった。同選手は先発出場すると見られる。

ビダルはチリ代表戦を負傷で欠場していたため、FIFAの「５日ルール」により、リヴォルノ戦には出場できない可能性があった。負傷で代表戦を欠場した選手は、その試合から５日はクラブでの試合に出場できないというものだ。ビダルは19日に行われたブラジルとのフレンドリーマッチを欠場していた。

ユヴェントスはまず、チリサッカー連盟に連絡し、特別許可を申請。良い返答を受けられず、ユーヴェはFIFAに直接訴え出た。そしてこれが認められ、アントニオ・コンテ監督はビダルを起用できることとなったのだ。ユーヴェは人員的に緊急事態にあり、朗報と言えるだろう。

ビダルはリヴォルノ戦で先発する見込みだ。コンテ監督は4-3-3と3-5-2で迷っている。前者の場合、守備ラインはシモーネ・パドインとマルティン・カセレス、ジョルジョ・キエッリーニ、パオロ・デ・チェッリエ（あるいはクワドゥオ・アサモア）となるだろう。アンドレア・バルザーリの復帰は難しいと見られるが、間に合った場合はカセレスが右サイドに入り、パドインが外れるはずだ。

中盤はビダル、アンドレア・ピルロ、ポール・ポグバとなり、クラウディオ・マルキージオが前に上がってカルロス・テベスとフェルナンド・ジョレンテを支える形となる。マウリシオ・イスラとシュテファン・リヒトシュタイナーが負傷で不在、レオナルド・ボヌッチとアンジェロ・オグボンナが出場停止の中で、３バックを採用することは難しいと見られる。