キムタクがジーンズ姿も颯爽と、市長に“就任”＝トヨタCM
キムタクこと木村拓哉がジーンズ姿も颯爽と登場した。トヨタ自動車は「COROLLA HYBRID JEANS」をキャンペーンコンセプトとして「カローラフィールダー」、「カローラアクシオ」のハイブリッドモデル2車種を6日に発売。木村拓哉が広告キャラクターに起用された。木村拓哉は6月開始の企業キャンペーン「TOYOTOWN（トヨタウン）」の中で、街の「市長役」として登場する。（画像提供：トヨタ自動車）
「カローラ」は今年（2013年）で発売48年目。今回のカローラ“ハイブリッドシリーズ”のキャンペーンコンセプトは「COROLLA HYBRID JEANS（カローラ・ハイブリッド・ジーンズ）」だ。トヨタによると「堅苦しくなくカジュアルに、しかし、フォーマルな場でもおしゃれに決まる。まるで『ジーンズ』を履くようにハイブリッドを楽しんでいただきたい」との想いを込めた。そこで起用されたのが木村拓哉だ。
撮影に対する木村の情熱は半端ではなかった。摂氏35度を超える猛暑日。屋内スタジオでの撮影だったが体感温度はさらに高く、立っているだけでも汗が流れるほど。しかし木村は、カメラが回りだすと瞬間的に切り替え、“役者の顔”に。監督との打ち合わせ通り完璧な演技を見せ、一発OKを連発した。
“市長”に扮した際の決め台詞「ラブ＆ジーンズ」には特別に神経を使った。撮影前に監督とすり合わせをし、台詞と同時のポーズのタイミングや手の振りなど、木村自身もアイデアを出し入念に準備。実際に撮影に入っても、自分が納得いくまで何パターンも撮影し、もっとも理想的なタイミングと台詞の発声を試した。
市長宅の撮影では、ベッドの上でジーンズを穿いたのち、「鏡で決め」、「冷蔵庫から牛乳を取り出し」、「牛乳を飲みながらTOYOTOWN新聞を読み」、「キーを取ってガレージに移動」という一連の流れを1カットで撮影。木村が自らの動きだけで見せるこのカットで、監督が思わず「最高だね」とうなるほどの完璧な演技を披露している。
TOYOTOWN市長のイメージは、まさに木村ぴったりの「かたくなく、おしゃれな市長」。「ラブ＆ジーンズ」篇に登場する市長自宅は、撮影現場というより芝居場としての空間を大切に設計され、制作日数には5日も要した。その出来ばえに、木村も思わず「おしゃれ過ぎでしょ」と突っ込んだ。
撮影を通じて木村は、演技時の集中力とは裏腹に、待機中にはアイスを食べて涼んだり、市長宅にセットとして用意されていたギターを見ると、ギター好きの血がどうしようもなく騒いだのか、爪弾いてみたり――。役者としての完璧さと、合間に見せた人間的な姿との対象はまさに、「堅苦しくなくカジュアルに、しかし、フォーマルな場でもおしゃれに決まる」という、「ハイブリッドシリーズ」のキャラクターとして「これ以上はない人選」ということを印象づけた。
なお、「ラブ＆ジーンズ」篇では、勢い余って市長の手から飛び出したキーが飾ってあるジーンズ生地のドラえもんの手に掛り、市長を見ながらちょっとうなずいたドラえもんに市長が「返して」と合図を送るという、木村拓哉とドラえもんの“夢の共演”も実現した。（編集担当：中山基夫）
