いよいよFIFAクラブW杯も決勝戦です。(3位決定戦については別途)
ヨーロッパ王者・チェルシーと南米王者・コリンチャンスという、下馬評通りのカードとなりました。個人的には、モントレイにも期待してたんですけどね。

放送権を持っている日テレと某漫才師がチェルシー贔屓なのと、元浦和レッズのエメルソンがコリンチャンスの一員としてスタメンで出ているのもあって、個人的にはコリンチャンスを応援。

試合は序盤から激しく見応えのある戦いでした。
前半は、ポゼッション率ではチェルシーがやや上回っており、時折、コリンチャンスDF陣の裏へボールが送られることがありましたけど、コリンチャンスの守備意識が高く、なかなかゴールを割らせません。

前半10分、チェルシーがCKからビッグチャンス。ゴールラインを割ったかにも見えましたが、ノーゴールの判定。今大会で使用されているゴール判定テクノロジでもノーゴールの判定。リプレイで見てもGKカッシオがギリギリで抑えてやっぱり入ってなかったので、新技術はちゃんと機能したようですね。

チェルシーはCBのダビド・ルイスが効いてましたね。17分に高い位置でボールを奪ったエメルソンがチャンスを迎えましたが、ダビド・ルイスに完璧に封じられました。また21分にもカウンターからエメルソンが抜け出したかと思いましたが、やはりダビド・ルイスに追いつかれてシュートまで持ち込めず。28分にもエメルソンがチェルシーDFの裏へ抜け出しましたが、シュートは枠の上。これは、もうちょっとゴールに近いところまでドリブルしてからシュートした方が良かったような気もしますけど、ダビド・ルイスに寄せられる前にシュートを打ちたかったんじゃないかと想像します。34分にはゲレーロの突破からのシュートが外れたところにエメルソンが追いついてシュートを放つもポスト。

43分にチェルシーゴールエリア内でスライディングでボールを奪ったプレーをファウルと判定されてエメルソンはかなり不満だったようだけど文句を言わなかったシーンでは、多くのレッズサポーターが「エメは大人になったなあ」と感心していました(笑)。

とまあ、エメルソンの事ばかり書いちゃいましたけど、チェルシーも38分、39分、40分と立て続けにビッグチャンスを掴みました。しかし、いずれもGKカッシオのビッグセーブで得点なりませんでした。

後半に入っても、熱い戦いは続きます。
後半は、ちょっとコリンチャンスが押し気味だったように思います。個人的に注目していたエメルソンは、後半について守備で目立っていましたね。ボールを奪われても直ぐに守備に回ってボールを奪い返すシーンが何度もありました。中継の解説者はJリーグ時代のエメルソンについて守備をしなかったような事を言ってましたけど、浦和時代は高い位置でプレスもかけてましたよ。でも、今のエメルソンは、浦和時代以上に守備意識が高くなっているような気がします。

決勝点は、後半24分、パウリーニョのキープからダニーロのシュートがDFに弾かれたところをガレーロが頭で押し込んだもの。こぼれ玉がガレーロのところにいったのはラッキーでしたが、その前のコリンチャンスの崩しは素晴らしかったですね。

チェルシーの最後の決定機は、後半40分、スローインからフェルナンド・トーレスがGKカッシオと1対1になったシーン。ここもカッシオがビッグセーブを見せて同点ならず。コリンチャンスのGKカッシオはビッグセーブを5回くらい見せていましたから、MOMに選ばれてもおかしくない働きをしましたね。

後半43分に競り合いでエメルソンを倒したチェルシーのケーヒルが一発退場はおまけ。(映像が無くて何をやらかしたかよくわかりません。)