クラブ・ワールドカップはコリンチャンスMFパウリーニョにとって、同クラブでの最後の戦いとなるかもしれない。セレソンの合宿中、同選手はブラジル代表のチームメートであるDFチアゴ・シウバから、パリ・サンジェルマン(PSG)がすぐに獲得し、6月に欧州へ連れてくることを望んでいると聞いている(PSGは外国人枠が埋まっている)。

パウリーニョはPSGへの扉を閉ざしていない。だが、同クラブやT・シウバに対し、少なくとも冬の移籍市場に関しては、インテルと口頭での約束があるとも伝えている。つまり、すぐにインテルへ行くか、6月にPSGへ行くかだ。

インテル上層部はこれまでになく動いているが、この半年でパウリーニョの市場価格は700万ユーロ(約7億円)から1400万ユーロ(約14億円)と、実質的に倍となった。現在の契約解除金額だ。インテルはMFヴェスレイ・スナイデルを適正価格で売却した場合、すぐにパウリーニョの取引をまとめるだろう。コリンチャンスに100〜200万ユーロ(約1〜2億円)の割引を説得できるかもしれない。インテルのフロントは大きな注意を払って見守っている。

1月のマーケットは、イタリアサッカーにおなじみの選手も“提供”するかもしれない。リーベル・プレートFWダビド・トレゼゲだ。元ユヴェントスの同選手は、リーベルサポーターの一部から抗議されている。マティアス・アルメイダ監督解任の責任者と考えられているのだ。この雰囲気に、トレゼゲはとても立腹している。

トレゼゲの未来は、リーベルを再び躍進させるためにダニエル・パサレラ会長から選ばれたラモン・ディアス監督の手中にある。必要不可欠な選手と、自由にできる選手を示すのは同監督だ。トレゼゲは欧州でキャリアを終えると決めている。つまり、1月か遅くとも6月に戻るということだ。

トレゼゲに関心を抱いているのは、リーグアンとセリエAだ。いずれにしても、彼の将来の拠点はモナコになるからである。コストは100万ユーロ(約1億円)。多くのクラブにとって良い機会だ。その筆頭が、モナコに近いジェノヴァを拠点とするジェノアである。