なでしこJAPAN・アルガルベ杯決勝の試合終了直後に、ツイッターで以下のつぶやきをしたら、いろいろなメンションをいただけた。どれも興味深かったので紹介する。


「不思議なもんで、こんな負け方をしても怒号が飛び交わないのはなぜ？男子なら、バカヤロー！なにやってんだ！となるが…。なぜか、なでしこへのファンの視線が優しい。」(@TAKACHAN007)

“確かに。。。”

“女子だからだと思います。”

“なんでだろうな…。自分も不思議とそうなってしまうのがよく分からないです。”

“世界一になったという余韻を引きずっているからなのかなーと思います。(中略)　確かに男子の試合後の雰囲気と違いますよね。”

“面白い試合をしたか、情けない試合をしたかの違いじゃないですかね。”

“確かに男子が同じ実力のチームにこの負け方なら…”

“なんででしょうね？まだ「日本代表」というよりは「なでしこ」が頑張ってる、って感じで見てるかもしれません。”

“時期じゃないですか。五輪まで数ヶ月あるし、今回の大会は課題を見つけるような親善大会だし… 自分の意見としては五輪で勝てば全てよしと思ってます。”

“男子でもバカヤローよりは単にため息パターンのほうが多いのでは？正面切って非難しないのはあまり変わらないような。”

“その１）この大会のスゴさがわからん。その２）その証拠にスタジアムの盛り上がりがない。その３）アメリカ戦で「終了」した感がある。”

“決勝だからじゃないの？男子の日本代表が、コパアメリカの決勝で負けても、怒号が飛び交うの？”

“なでしこも五輪予選の時は必ずしもいいわけじゃなかったし、ちょっと大丈夫？みたいな感じもあったからそれ程男子と違わない気もします。男子もW杯で負けた時、限界あるなって思い知らされたけど、悪く言う人いなかったし。”

“男子がブラジルやスペインと互角に戦い３点入れて負けても怒号でないよ。実際ココ２連敗でバカヤロー！って一回も聞いてないしｗ”

“負けたのは悔しいけど面白い試合をしてたと思う。サブや新しいメンバーでそこまでこれた感も。”

“僕はむしろ男子に対する厳しさのほうに不自然さを感じる。選手が伸び伸びとプレーする環境はもはやなくなっている。今のファンは、厳しさを正当化するどっかの高校の部活の監督の様。　なでしこにはまだそういった“ゆとり”があるのが救い。それがプレーにも繋がっている。”

“今回は世界で２番だから、まあいいかというのはあるでしょう。あと女性は男ほど「国の代表」にはならないんでしょう。”


どのご意見もごもっとも。感じ方も人それぞれ。


以前読んだ『スポーツニュースは恐い　刷り込まれる〈日本人〉』(森田浩之著)では、こんな記述がある。


“本人は、女性に優しく温かい目を向けているつもりだし、応援もしているつもりだ。なのに「無意識のセクハラ」をしてしまう…。(第2章　女子選手に向けるオヤジな目線)”


僕も含め、気をつけないといけない。


内容が良く感動したから、結果が伴わなくても及第点なのか？それとも「女子」だから、あんなひっくり返され方をしても最後まで生温かい目線なのか？僕自身よく分かってない。一度、頂点を極めてしまったアスリートたちとどう向き合えばよいのか？戸惑うばかり。よく熟考し、噛みしめて、五輪本番に備えたい。


さあ、各スポーツ紙は、どう捉えているかな。




おわり