29日の国際親善試合でアメリカ代表と対戦するイタリア代表。EURO12を前に実験段階にあり、チェーザレ・プランデッリ監督は前線でFWアレッサンドロ・マトリとFWセバスティアン・ジョヴィンコを起用し、ディフェンスでは若手DFアンジェロ・オグボンナを使うようだ。ほかにも、何人の選手かが先発を外れることになる。

DFジョルジョ・キエッリーニやMFダニエレ・デ・ロッシ、FWジャンパオロ・パッツィーニはベンチスタート。プランデッリ監督は先発メンバーがブッフォン、マッジョ、バルザーリ、オグボンナ、クリッシト、マルキージオ、ピルロ、ノチェリーノ、チアゴ・モッタ、マトリ、ジョヴィンコになると明かしている。

「イタリアがどこまでいけるかって? プレッシャーは高まっている。全体的な雰囲気次第だよ。技術的にも精神的にも、もろい状態で大会に臨んではいけない。主なライバルは簡単に挙げられるね。スペイン、ドイツ、オランダだ。だがまず、我々は自分たちのグループについて考えなければいけない。クロアチアはスペインと同じくらいに恐れるべき相手だ」

「あと2試合、親善試合ができるように願っている。だが、大会の前にね。明日のアメリカ戦は重要なテストだ。今回の前線コンビがどれだけ興味深いかを理解する必要がある。オグボンナや(ファビオ・)ボリーニのような若手がどれだけやれるか、もね。代役を評価する必要があるんだ。ただし、大会での11人は私の頭にある」

「攻撃陣は再構築しなければいけない。ぎりぎりまで(ジュゼッペ・)ロッシと(アントニオ・)カッサーノを待ちたいと思っているがね。この試合はその意味でも役立つはずだ。マトリは裏を突けるし、ジョヴィンコは相手のライン間でうまくポジションを見つけられる。ゴールも決められるしね」

「(マリオ・)バロテッリ? 彼はこれまでイングランドで8試合、出場停止になってきた。これは大きな数字だ。偉大な選手というのは挑発にも対応できなければいけない。やり返してはいけないんだ。彼から私への連絡はなかった。素晴らしいキャリアを築くポテンシャルはある。だが、あのような振る舞いに言い訳はない」

「(アントニオ・)ディ・ナターレ? ケガをしていたから、招集するのは正しいことではないと思った。彼についてはテストする必要はない。どこでプレーできるか、私はすでに分かっている。(マルコ・)ボッリエッロと(ファビオ・)クアリアレッラは除外? いやいや、彼らのこともチェックするよ」

「中盤ではほかの選手たちを試したかった。中盤には6人の選手がおり、全員が自分たちはレギュラーだと考えなければいけない。我々の最近のプロジェクトでは、典型的なトレクアルティスタはいなかった。その上で、(アレッサンドロ・)ディアマンティや(アンドレア・)コッスといった選手たちもチェックしている」