Google、世界の大問題を解決する Solve for X をまもなく公開 (動画)
Google が謎のプロジェクト " Solve for X " の予告動画を公開しました。正式オープン前のサイトを飾るのは、 「十分に発達した科学は......」(魔法と見分けがつかない。アーサー・C・クラーク)、「私もノーベルのように、人類は新たな発見から......」(悪よりも多くの善を引き出すと信じる者です。マリー・キュリー) など科学と未来系の引用と、<脳 - 機械インターフェースシステム> やら < getting big things done>といった、遠大で漠然とした課題らしき言葉の数々。(このあたりで続きに掲載した動画をごらんください)。
一分足らずの予告動画では、 " X " の課題の例として気候変動やガンの克服といった世界の深刻な諸問題を挙げ、しかしこうした問題をむしろ挑戦や機会、好機と捉え、ラディカルな発想とこれからのブレークスルー技術によって解決を目指すことが " Solve for X " だと語られています。
また紹介文いわく、Solve for X とは「グローバルな諸問題を解決する、ラディカルな技術的アイデアについて、好奇心のある人々が学び議論できる場所」。テクノロジーによる「moonshot な」、つまり月ロケット並みに壮大なアイデアとチームワークを推進するフォーラムを目指す、との表現です。また " What is a Solve for X talk " や " 出席者ログイン " の記述から、「ラディカルなアイデア」についてのプレゼンを主催し公開することが分かります。(下に続きます)
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なにやら気宇壮大な、本業の収益を気にする投資家が微妙な表情を浮かべそうなプロジェクトですが、Google はそもそも創業者のブリンとペイジからして真性のイケイケフューチャー体質であることは周知の事実。かつてのCES基調講演には創業者みずから無人操縦ロボットカーの Stanley (スタンフォード大と共同開発)に乗って登壇したり、あるいは月面ロボット探査コンテスト Google Lunar X Prize への出資、さらには一般従業員は存在すら知らないという所在非公開の研究所 " Google X " に多数の研究者を集めて SF的なプロジェクトを進めるなどなど、最近は世界企業として成熟したようなふりをしても本性は未だに何をやらかすか分からない、良く言えば革新のDNAが健在な企業です。
Solve for X サイトの正式オープンについては、Googleで何をやっているか分からない研究者が名のる肩書き " Rapid Evaluator " の Richard DeVaul 氏が、Google+ で「solveforxカンファレンスの動画や他の素材は本日中に公開されるはず」と語ったばかり。またここ数日の更新では「世界的イノベーターが集まる招待オンリーのすごい会合 " solve for x " に出席してきた」「トピックは低エネルギー低コストの海水淡水化から、伸縮性のシリコンバイオセンサーまで」また「今日の講演は教育の変革、判断支援の改善を通じた農業の5倍効率化、合成生物学、炭素排出量マイナスのバイオ燃料だった」などせっせとティーザーを展開しています。
延々と背景を追ってきましたが、要は技術寄りの TED カンファレンス的なものを Google が主催でやるらしい、と考えれば良いようです。プレゼンそのものに加えて、「コラボレーションサイエンス」や「チームワークの奨励・推進」部分になにを用意してくるのかも注目。科学と人類の未来を信じる姿勢に全面的に賛同しつつ、自己複製するリアル Googleボットや海水を常温で凍らせる技術などがうっかり発明されないことを祈るばかりです。
また紹介文いわく、Solve for X とは「グローバルな諸問題を解決する、ラディカルな技術的アイデアについて、好奇心のある人々が学び議論できる場所」。テクノロジーによる「moonshot な」、つまり月ロケット並みに壮大なアイデアとチームワークを推進するフォーラムを目指す、との表現です。また " What is a Solve for X talk " や " 出席者ログイン " の記述から、「ラディカルなアイデア」についてのプレゼンを主催し公開することが分かります。(下に続きます)
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なにやら気宇壮大な、本業の収益を気にする投資家が微妙な表情を浮かべそうなプロジェクトですが、Google はそもそも創業者のブリンとペイジからして真性のイケイケフューチャー体質であることは周知の事実。かつてのCES基調講演には創業者みずから無人操縦ロボットカーの Stanley (スタンフォード大と共同開発)に乗って登壇したり、あるいは月面ロボット探査コンテスト Google Lunar X Prize への出資、さらには一般従業員は存在すら知らないという所在非公開の研究所 " Google X " に多数の研究者を集めて SF的なプロジェクトを進めるなどなど、最近は世界企業として成熟したようなふりをしても本性は未だに何をやらかすか分からない、良く言えば革新のDNAが健在な企業です。
Solve for X サイトの正式オープンについては、Googleで何をやっているか分からない研究者が名のる肩書き " Rapid Evaluator " の Richard DeVaul 氏が、Google+ で「solveforxカンファレンスの動画や他の素材は本日中に公開されるはず」と語ったばかり。またここ数日の更新では「世界的イノベーターが集まる招待オンリーのすごい会合 " solve for x " に出席してきた」「トピックは低エネルギー低コストの海水淡水化から、伸縮性のシリコンバイオセンサーまで」また「今日の講演は教育の変革、判断支援の改善を通じた農業の5倍効率化、合成生物学、炭素排出量マイナスのバイオ燃料だった」などせっせとティーザーを展開しています。
延々と背景を追ってきましたが、要は技術寄りの TED カンファレンス的なものを Google が主催でやるらしい、と考えれば良いようです。プレゼンそのものに加えて、「コラボレーションサイエンス」や「チームワークの奨励・推進」部分になにを用意してくるのかも注目。科学と人類の未来を信じる姿勢に全面的に賛同しつつ、自己複製するリアル Googleボットや海水を常温で凍らせる技術などがうっかり発明されないことを祈るばかりです。