ソフトウェアの開発・販売を展開する株式会社MetaMoJi(本社:東京都港区)は10日、手書き入力方式「mazec(マゼック)」 のWindows版を開発し、2012年2月より企業向けに出荷を開始すると発表した。

 「mazec」は、これまでキーボードが障壁となり、PCでは拡がらなかったユーザー層や利用シーンでも活用できる、新しい手書き入力方式。MetaMoJiでは、「mazec」を搭載したタブレット端末およびスマートフォン用のデジタルノートアプリ「7notes」を提供している。

 これまでに製品を販売しているiPad、iPhone、Android向けに加え、企業内で今後多く使われることが想定されるWindowsのタブレットPC向けにも「mazec」を提供することで、手書きアプリケーションの適用範囲を拡げていく。

 NECのビジネスPC事業部事業部長の橋本欧二氏は、「NECは、このたびのMetaMoJiのWindows版mazecの販売開始を歓迎する。Windows版mazecの新しい手書き入力方式と弊社のスレートPC『VersaPro タイプVT』との組み合わせはPCの新しい利用シーンを生み出す。これにより、市場におけるスレートPCのソリューション展開が今後さらに加速するものと確信している」とコメントしている。