韓国の女優キム・テヒ(31)が21日に放送されたフジテレビの「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングにドラマで共演中の西島秀俊(40)とともに登場した。この出演を巡って、日本のインターネット上でキム・テヒに対する批判が相次いだことについて、複数の韓国メディアが報じた。

 前日のゲストの妻夫木聡(30)が、西島を紹介したところ、西島は「もう1人連れてきていいですか?」と答え、ドラマで共演しているキム・テヒも急きょ出演することとなった。フジテレビは、23日から「僕とスターの99日」を放送開始しており、同ドラマではキム・テヒと西島とがダブル主演を務めている。

 韓国メディアは、キム・テヒに対して、日本の一部のネットユーザーから言い掛かりのような度が過ぎた攻撃が続いており、眉をひそめるほどと伝えた。

 キム・テヒは同コーナー中、メーンゲストである西島ではなく、自身が中心に座ったが、これに対し「不作法だ」という指摘が見られたと紹介。また、西島がタモリにドラマのポスターを渡す時にあいさつをしなかったことや、タモリが着席を勧める前に座ったこと、西島より多く発言したことなどに対しても批判が集まったと伝えられている。

 一方、韓国のネット掲示板では「韓国では女性に配慮して、女性を中心の席に座らせる」「ゲストで来た韓国人女優がトークショーの中心に座ったことぐらいで批判するとは。ほかの国の人々がこのような事実を知ることが恥ずかしい」と、キム・テヒを擁護する意見が見られたという。

 また、同日は都内で、フジテレビの韓流推しへのデモも行われた。その際には、キム・テヒが2005年にスイス親善文化大使としてスイスを訪問した際、竹島(韓国名:独島)を韓国の領土と主張する「独島愛キャンペーン」を展開したことについても、再び抗議の声が上がったと紹介した。(編集担当:李信恵・山口幸治)