左より鈴木奈々、小森純(撮影:野原誠治)
 10月28日より公開となる、観る者の予想を完璧に裏切る鮮やかなプロットで観客を騒然とさせた衝撃のサスペンス・アクション大作『ミッション:8ミニッツ』。公開に先駆けて、10月20日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズにて公開記念イベントが行われ、サプライズゲストとしてカリスマファッションモデル&タレントの小森純と鈴木奈々がトークイベントに登壇した。

 タイトルにちなんで、8時8分8秒に小森純と鈴木奈々がステージに登場。まずは映画の感想について、鈴木は「ハラハラして、でも最後は感動して泣いちゃいました。すっごい本当に涙がボロボロ出て感動して、最高の終わり方でした。」と述べると、小森は「えっ?最高だった、私的には最高と言うよりかは『あっ、こんな終わり方なんだ』という。逆にずっとドロドロした8分間のやり取りが続いて、最後はダメなのかな?と思ってたんですけど、まさかの…みたいな。」と述べた。

 今年9月に挙式した小森と、自身のブログから“彼氏大好きキャラ”としても共感を集める鈴木。イベントでは、映画のキャッチコッピー「警告:このラスト、映画通ほどダマされる。」から、“ダマされ女性タレントNo.1決定戦”として、幸せいっぱいの二人がパートナーに唯一疑うこと、過去に二人がダマされた苦い経験や嬉しい経験を元にプレゼン対決を行った。

鈴木奈々「結婚はポイント制!?」

私はすっごく大好きな彼氏がいるんですけど、本当に結婚したくて、プロポーズ待ちなんですよ。この間、彼の誕生日に手縫いでまくらを一生懸命、夜な夜な作って渡したら「3ポイントあげる。5ポイント溜まったらプロもーズするから。」って言われたんですよ。私「あと2ポイントだ」と思ってウキウキで、仕事の彼氏にお弁当を作って渡したんですよ。それで「お弁当作ったから、もう2ポイント上がったよね?」って聞いたら、「自分から聞いたからダメ、2ポイント下げ」って言われて、下がっちゃったんですよ…。ヒドくないですか?

小森純「エイプリルフールの告白」

 知っている方もいるとは思うんですけど、エイプリルフールに今の旦那さんに「ごはん行こうよ」って言われて、一緒に行ったんです。それでレストランでディナーしてたんですけど、一番最後に出てくるお肉が食べられなくて、彼に「これ食べられないから、食べてよ」と言ったら、「その代わりに純にこれあげるよ」と言われて、出された物が結婚指輪だったんですよ! すいません本当に。のろけではなく、良い意味のダマされ方もあるよねという。私もうハンコ押したんで、スミマセンが勝ち組です!

鈴木奈々「“パラパラ”の悲劇」

 私が高校生の時に付き合ってた彼氏の話なんですけど、私ギャルじゃないですか。だからイケイケの、パラパラ大好きなパラ男と付き合ってたんですよ。それでデートしてて、幸せだなと思ってたら、その人パラパラでいきなり「生きてる価値が、見出せない♪」って、やってきたんですよ! 「えー!なんで?私もうこんな人と付き合えない」と思って、その場で振りました。本当に私のこと好きじゃないんだって、改めて感じましたね。嫌じゃないですか?

小森純「引越し3日前!?」

 当時の元彼と1年半ぐらい、同棲してたんですよ。1Kですごく狭い6畳間とかに住んでたんで、二人じゃやっぱり狭いと。その間に「二人で新しいおうち借りようね」って毎月コツコツお金を貯めて、お金が貯まって「引っ越せるね!」って物件を見に行って。1LDKでクローゼットも2つあって、お風呂も一緒に入ろうね、気持ちよく過ごせるよねって、楽しい夢が広がってたんですよ。そしたら、引越しの3日前ですよ! 電話に出たら「純ちゃんゴメン、別れよう」って、訳分からないですよ!詐欺? 「どういうこと、おかしいでしょ?」って言ったら、「ずっと言い出せずに溜めてた。でも引越し3日前に、やっぱりこれからは純ちゃんと一緒に生活できない」って…コテンパンに振られました。私そこにポツンと残されて、一人寂しく住みましたよ。たまに違う男連れ込んでね、オイタもしつつ(笑)。そんな過去もありました。辛かったですよー。

 それぞれのプレゼンが終了し、観客の拍手により審査が行われた結果、小森純が見事“ダマされ女性タレントNo.1”に決定。勝者の小森にはマントとタスキの他・“8”を形取ったティアラが進呈され、敗者の鈴木には“だまされ家来”のタスキが進呈された。「この喜びを一番誰に伝えたいですか?」との質問に対し、小森が「じゃ旦那さんで」と即答すると、鈴木は「早く離婚しろ〜」と笑顔で述べた。

 また、「人生残り8分だとしたら、何をしますか?」との質問に対して、鈴木は「大好きな家族と彼氏と一緒に家でWiiで遊んだりしたい。美味しいご飯食べて、普通な生活をして幸せに暮らしたいです。」とコメント。小森は「その時に誰といるか、状況によりますけどね。誰といてもいいから、とにかく笑ってたいですね。せっかくだから、死ぬ時はもう。最後の8分なんて、笑顔が一番いいでしょ。どうですか、好感度上がりましたか?」と答え、笑顔の絶えない中、イベントは終了した。

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