ヒーローの初仕事は国債のPR!? キャプテン・アメリカの実力に迫る!

変貌を遂げたキャプテン・アメリカの能力値
【身長】推定:187cm
【肩幅】推定65cm
【跳躍力】縦:3m以上 横:10m以上
【パンチ力】1t以上
【重量上げ】400kg以上(原作では500kgのベンチプレスをあげた)
【記憶力】敵の戦略地図を一目見ただけで記憶できる
【代謝能力】成人の4倍(だから酒に酔えない)
【武器】盾(ヴィブラニウム製)正義の心、勇気
【備考】ダンスはあまりうまくない


  いよいよキャプテン・アメリカの能力分析。スーパーソルジャー計画によって、病弱な男がこれ程までの超人へと変化した。身長は、ペギーの頭の位置に顎があるぐらいの高さになっており、187センチメートルと推定できる。ここで「俳優のクリス・エヴァンスの身長と同じだよ。」などと野暮なことは言ってはいけないぞ。肩幅は、親友の軍人バッキーを抱き起した時に、彼よりも腕幅よりも一回り太く、推定65cmと考えられる。

  そして、体格も変化し能力も向上。パンチ力は1トン以上であると推定する。その根拠は、敵のスパイが小型潜水艦で逃げる時に、キャプテン・アメリカは、パンチ一撃でコックピットの窓をぶち破る。軍事用の潜水艦ならば当然「防弾ガラス」を使用しているはず。30口径のライフル銃を至近距離で撃っても割れない防弾ガラスを粉砕するには約1トンの圧力をかけないといけないと言われており、この数値がはじき出される。

 次に、重量上げだが、原作では、500キログラムのベンチプレスを持ちあげたことがある。だが、あくまで今回は映画の「キャプテン・アメリカ」の分析。劇中で、大型バイクに女性3人乗せて軽々と持ち上げているのだ。大型バイクは、だいたい重量が250キログラム。女性1人を 50キログラムとすると、総重量400キログラム。これ以上は持ちあげることができるはずだ。この他にも、敵の戦略地図を一目で記憶してしまったり、常人の4倍の代謝能力があったりと、数々の驚異的な能力を身につけている。

 しかし、このような素晴らしい力を持ち合わせていながら、キャプテン・アメリカは初め戦場に出向くことはできなかった。政府は、この超人に派手なコスチュームを着させて、軍の戦争資金を集めの国債売りのマスコットとして扱ったのだった! 「キャプテン・アメリカ」という名前も実は政府がつけた名前。時は第二次世界大戦の真っただ中。当時のアメリカの国債には、あのディズニーのキャラクターの図柄まで採用されていたというから驚きだ。キャプテン・アメリカはPR活動でアメリカ各地を回ると、子供たちは大喜び。国民的スターになる。スティーブも、はじめて人の役に立ったと満足し、これが自分使命だと錯覚する。しかし、戦地の兵士慰問に訪れた際に気付く。自分はただの見世物に成り下がり、命懸けで国のために戦おうとしていた初心を忘れていたことに。キャプテン・アメリカが、本当の意味でのヒーローになれたかどうかは、劇場でぜひ確認して欲しい。ヒーローのコスチュームの起源に迫る小粋な演出である。

 さて、ここまで「スーパーソルジャー計画」前後でキャプテン・アメリカの戦力がどの様に変化したかを分析してきたが、もう一つ忘れてはいけない者たちがいる。それは、最大の宿敵レッド・スカル率いるナチスの極秘科学部門ヒドラ党だ。実は、彼らが現実世界の第二次世界大戦中にも存在していたのではないかという未確認情報があるのだ。それでは、次のページで詳しく解説しよう。

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