天海祐希、ヒュー・ジャックマンらと共にロサンゼルスを熱狂させる

　ロボット格闘技の世界を舞台に、人生に挫折した男の再起のドラマと、父と息子とのかけがえのない絆を描いた、映画『リアル・スティール』のワールドプレミアが、現地時間10月2日、ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにて行われた。

　世界中から250人のメディアが集結する中、映画に登場するATOMをはじめ4体のロボットが登場。そして、レッドカーペットには、主演のヒュー・ジャックマン、主人公を支えるヒロイン役のエヴァンジェリン・リリー、主人公と10年ぶりに再会し反発しながらも次第に絆を深めていく息子役を熱演した注目子役のダコタ・ゴヨ、監督のショーン・レヴィ、そして製作総指揮を務めたロバート・ゼメキスなど、豪華なメンバーが次々と登場。集まった2500人のファンが熱狂する中、その声援にスタッフ・キャストが丁寧に応え、盛り上がりは最高潮に。大規模で華やかなプレミアイベントとなった。

　そして日本からは、本作の日本語版でヒロインのベイリー役の吹き替えを演じた、女優の天海祐希が特別招待を受け参加。ハリウッド実写映画の声優に初挑戦した天海は、ベイリーを演じたエヴァンジェリン・リリーと対面し「あなたの演技は素晴らしかった」と声をかけると、エヴァンジェリンからは「あなたは本当に美しい！きっと素晴らしいベイリーだったに違いない。必ず日本語版を見るわ」とお互いを称えあっていた。

＜レッドカーペット登壇者コメント＞
ヒュー・ジャックマン
この映画は国境も年齢も超えて、世界中のすべての人たちが見て楽しめる映画だよ。自分の母、妻、ふたりの子供にも見せたけれどみんなすごく楽しんでくれたよ。かっこいいロボットが登場するアクション映画としての醍醐味もさることながら、父親と息子…そこにベイリーを絡めた人間関係が、感情豊かに描かれているハートのこもった感動的なお話しで、とても素晴らしい映画だよ。製作総指揮のスティーブン・スピルバーグは、今や伝説だ！　彼と仕事ができたことを誇りに思っている。

エヴァンジェリン・リリー
この映画は他のどの国の人達よりも、日本の人達が一番好きだと思います。

ダコタ・ゴヨ
こんなにスケールの大きなレッドカーペットは初めてだから興奮してるよ。この作品の出演が決まったという知らせを受けた時はキッチンにいて、床に倒れるかと思うくらい驚いたし、今でも信じられないよ。共演できたヒューはとにかく最高に素敵な人だよ。本当にラッキーだった。二人で撮影現場の近くのデトロイトの遊園地に一緒に行ってジェットコースターに乗ったりもしたよ。僕の日本語のセリフはそんなに大変でもなかったよ、すごく短いセリフだったからね。

ショーン・レヴィ監督
スピルバーグとの仕事はいろいろな意味ですごく勉強になった。彼は心が広くて聡明で最高なパートナーだった。ヒューの息子を演じたダコタは魔法の力を持ってるんだ、何百人の候補者の中でひときわ輝いていたからね。本作では一人の父親として、また息子としての経験を反映させている。それが観客にも伝わるといいなと願ってます。主演のヒューにはほとんど演出なんて必要なかったよ。もともと素晴らしい俳優だし、役作りもしっかりしていたから僕は彼に任せて自由にやってもらったんだ。

天海祐希
世界中のプロフェッショナルな方々が集まったイベントで楽しめました。この作品に参加しているみなさんは、どんな小さなことでも“楽しさ”に変えてしまう。そんな方々が作った「リアル・スティール」を観て、この世界に浸って欲しいです。男性だけでなく、女性にも必ず何かを感じられる映画です。本当に思わず泣いてしまいますよ。

　また、ヒュー・ジャックマンに、日本へのコメントを求めると、「オハヨウゴザイマス、ヒュー・ジャックマンデス。みんな『リアル・スティール』映画館で楽しんで下さいね！」と日本語を交えて答えてくれた。

　映画『リアル・スティール』は、12月9日（金）全国ロードショー。

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