このほどドイツに本部を置く研究機構の中国人海外旅行研究所(CO−TRI)が中国人の海外旅行についての動向を報告し、「近年の発展は旅行人数の増加だけではなく、旅行ニーズと消費習慣にも変化をもたらしている」と指摘した。中国国際放送局が報じた。

 現在、多くの中国人旅行者たちは、ガイドが旗を持ちながら案内する観光地の見学や、専門店で買い物をするといった形式は好まず、健康的で、現地の特色を生かした旅や自然との触れ合いにお金を使うことを好む傾向にあるという。

 報告によれば、「観光の対象国は中国人の観光者たちに対し、エッフェル塔のような観光名所で引き付けたり、ブランド品などの販売を勧めることよりも、中国人観光者のニーズを満たすルートやコミュニケーション方法を探るべきだ」と指摘した。(編集担当:村山健二)