女子トイレのドアが透明ガラス? 韓国で外から丸見えトイレが登場し物議に

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韓国・京畿道安山にある公園で、女性用の公衆トイレのドアが透明ガラスになっていることが判明し、インターネット上で大きな物議をかもしている。

環境美化員(清掃員)を名乗る人物(@choi1311)が1日、ツイッター上で「安山市常緑区1洞の障害者用の女子トイレがガラスになっていて、女性障害者たちがトイレを使えない。机上行政でこのトイレを作った公務員と区庁長は、ここで用をたす姿を公開しろ」と発言。写真も掲載したことから、この丸見えトイレが発覚した。

掲載された写真を見ると、一般のトイレも同様にドアが透明なガラス張りになっているのが分かる。ドアは公園側を向いているようで、中に入ると外から姿が丸見えというあり得ない状態になっているようだ。

トイレを管理・監督している安山都市公社体育事業部の関係者は、「トイレのドアを強化ガラスに変えたのだが、こんな風に透明ガラスが設置されるとは思わなかった。管理・監督をしなければならない私たちにも責任はある」と行政側も驚きを示している。

また、関係者は「ガラスにシートを貼らないといけないのだが、業者が夏休み中なので4日から工事を再開する予定だ」と説明。しばらくすれば丸見え状態は改善されるようだが、報道によると7月中旬からこの丸見え状態が続いているという。シートを貼る作業くらい早急に行うべきではないだろうか。

ネット上には「完工ではなく工事中であると信じたい」「シートを貼れば解決するのか?」「そもそも障害者用にガラスのドアを付けるのは間違っている」「性犯罪防止用なんじゃない?」など行政を批判したり皮肉るコメントが書き込まれている。

参照:女子トイレのドアをガラスに?“驚き”の公務員たち - ハンギョレ新聞
参照:透明な女子トイレ?障害者人権侵害「論争」 - 国民日報

(文:林由美)

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