インテルは5日のチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグで、シャルケをホームに迎える。レオナルド監督とともに前日会見に臨んだのは、FWディエゴ・ミリートだった。同選手を先発で起用する可能性がある指揮官は、「ミリートは長くリハビリをしてきた。調子は良く、起用に関してはコンディションをしっかりチェックしていくよ」と話している。

一方、ミリート本人も準備はできているとし、次のように語った。

「意識はしっかりしているし、フィジカルの調子も良い。良いコンディションになったよ。試合勘が少し足りないけどね。でも、意欲はすごくあるし、復帰できてうれしく思っている。僕にとっては難しい一年だった。特に、たくさんのケガをしたからね。でも、まだ2カ月残っているし、この怒りをゴールやプレーのためのポジティブなエネルギーに変えていきたい。僕のゴールでウェンブリーでの決勝に進出? 大切なのはファイナルにインテルが進出することであって、僕のゴールでそうなるかどうかは重要じゃない。シャルケは強いチームで、僕らはリスペクトしている。偶然でベスト8までは来ないよ。彼らとの対戦は簡単じゃないだろう。でも、僕らはビッグゲームをして、明日の試合に勝ちたいと願っている」

ミラノダービーでの敗北はすでに消化できたようだ。

「僕らはもう過去のこととした。明日のことだけを考えている。いつもみたいに、敗北の後にこそ主役になれるように努めるよ。チームは素晴らしい試合をしたいという意欲にあふれている。僕らは誰かに何かを示す必要なんてない。僕らはここまで主役だったし、それを続けたいんだ。雰囲気は良いし、この試合を大切に思っている。ラウンドを突破できると確信しているよ。意欲と落ち着きが後押ししてくれるんだ」