毎年３月末頃に東京ビッグサイトで開催されるアニメ業界最大のイベント、東京国際アニメフェア。石原慎太郎都知事が実行委員長を務め、2011年は開催10周年となる同イベントだが、現在、その開催が危ぶまれる事態となっている。
その理由は、12月13日に可決した��青少年健全育成条例改正案に反発して、大手出版社からなる“コミック10社会”が、東京国際アニメフェアへの参加をボイコットしているためだ。
コミック10社会は、秋田書店、角川書店、講談社、集英社、小学館、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社からなる業界団体。ボイコットを通じて、先の条例改正案へ抗議した形となったが、石原都知事は「来ないんだったら来なくて結構。来年、吠え面かいて来るよ」と強気の言葉を返した。



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この騒動に対してブロガーの間では、

・出版社がんばれ！石原都知事に負けるな！
・コミック10社会ってネーミング。悪そうな集団っぽいなww。やっちまえ！
・石原都知事のあの言い方に腹が立つ。断固戦って欲しい。

と、出版社側を応援するコメントがあると思えば、

・出たくないところは来ないでいいってのは、まさにその通りww。
・空いたブースは海外から誘致すれば国際的な場になっていいかも。
・規制対象になるような漫画出してる出版社なんていらん。

と、都に声援を送る声もあがっている。
また、

・オタクな論争はもういいです。
・石原も出版社もしょうもねぇなぁ。どうでもいいよ、そんなこと。

と、どうでもいい派のコメントもちらほら見受けられた。

このような流れを見ても、可決されたとは言え、��青少年健全育成条例改正案はまだまだ波紋を呼びそうだ。
そもそも、規制は必要か。必要であるとすれば、対象に当たるのは何か──。やっかいな論争はまだまだ続きそうである。漫画やアニメから悪影響を受ける青少年が減り、なおかつ、自由な表現方法からすばらしい作品がたくさん生まれるといいんだけど……。

（イノウエアキオ）

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