CLグループAでは昨季王者のインテルがブレーメンに4−0で圧勝した。ケガでミリートとパンデフの2人を欠いたインテルだったが、これが逆に功を奏したか、エトーをセンターに、コウチーニョとビアビアニーが2人の代わりを務める形が機能。
21分にショートカウンターでボールを受けたエトーがGKの股を抜いて先制点を奪うと、その6分後には再びエトー。後方からのボールを見事なファーストタッチでコントロールし、豪快に右足で突き刺した。34分にはスナイデルが追加点を挙げ、前半だけで3点のリードを奪って試合を決めると、ベニテス監督は後半から控えGKのカステラッツィを起用する粋な計らいを見せる。81分にはエトーがハットトリックを達成し、快勝を締めくくった。
普段はミリートが入るセンターでのプレーをベニテス監督に要求してきたエトーは、まさにその主張の根拠となりうる活躍を見せ、好調ぶりをアピール。この日先発したコウチーニョもキレのある動きを見せており、今後のインテルからますます目が離せない。

もう1試合のトッテナム対トゥヴェンテは4−1でトッテナムが勝利した。前半は0−0で終えたが、後半開始早々にファン・デル・ファールトが胸トラップからの見事なボレーシュートから先制点を決め、50分にはパブリュチェンコがPKで2点目をゲット。1点返されて迎えた64分には再びパブリュチェンコがPKを決めてリードを2点に広げると、最後はベイルが左サイドを突破してだめ押しの4点目を奪った。

これでグループAはインテルとトッテナムが1勝1分け、トゥヴェンテとブレーメンが1分け1敗となった。

インテル 4−0 ブレーメン
[得点] 21、27分:エトー、34分:スナイデル、81分:エトー

トッテナム 4−1 トゥウェンテ
[得点] 47分:ファン・デル・ファールト、50分PK:パヴリュチェンコ、56分 :チャドリ(ト)、64分PK:パヴリュチェンコ、85分:ベイル


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