22日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でバイエルン・ミュンヘンと対戦するインテル。マッシモ・モラッティ会長は自身初となるCLファイナルに向けて準備を整えたようだ。ミーティングに参加したという同会長は、「感情的に最も重要な一日だ」と話している。

モラッティ会長は今回のバイエルン戦と、自らの父であるアンジェロ・モラッティ元会長の時代、インテルが欧州制覇を果たした1964年、65年のときを比較し、次のように語った。

「考えていることは同じなんだ。つまり、とても素晴らしいことに参加できる幸せや、そのたくさんの幸せを感じているということだよ。喜び過ぎているということではなく、この素晴らしいファイナルに参加できるという、本当の幸せを感じているんだ。客観的に、最も強い2つのチームが、このファイナルまでたどり着いた。それぞれが重要なチームたちを倒してきたんだ。特にインテルはね。私はこのグループを信頼している」

また、モラッティ会長はキャプテンを務めるMFハビエル・サネッティに違いをつくって欲しいと期待しているようだ。

「彼はファイナルの主役になるにふさわしい選手だろう。そのコンスタントな成長ぶりと、プロフェッショナルさから考えてね。彼のことはいつだってしっかりとつかんでいるんだ。(リーグ最終節の)シエナ戦の前は勝つ夢を見て、うまくいった。でも今は、まだ何も夢を見ていないよ」

モラッティ会長は練習前にジョゼ・モウリーニョ監督と握手をかわしている。レアル・マドリーへの移籍が取りざたされている同監督について、モラッティ会長は「お別れが決まっているわけではない。彼は常に、いつもと同じプロ意識をもって応えてきた。明日の試合でもうまくやってくれると確信している。レアル? すでにサインしたとは思わないね」