バルサと1年間の契約延長を決めたグアルディオラ監督。契約書へのサインはラポルタ会長の後任となる新しい会長と行われるとされ、まだ口約束状態の契約延長発表が先日カンプ・ノウの記者会見場で行われたが、ラポルタ会長とペップの関係についてスペインでは様々な報道がされている。

 記者会見にラポルタ会長とチキ・ベギリスタイン強化部長と現れたグアルディオラ監督。明らかに契約延長に満足しているといった表情ではなかったことから不仲説が浮上。まずラポルタ会長は、「なぜそんな話が出てしまうのか分からない。ペップと私の関係は良好だ」と否定している。契約更新会見の翌日の練習で選手に拍手で迎えられたグアルディオラ監督。「まだ契約書にサインしてないよ」と選手には冗談交じりで言っていたとイブラヒモビッチは証言している。

 本人はラポルタ会長との不仲説について、「会長とはもちろん友人ではない。しかし、不仲というわけではない。あのような席で真面目な顔になってしまうのは当然。特に不満があったわけではない。全ての契約更新事項に両者が納得しているかといったらそれは嘘になる。しかし、大きな問題ではない」と語ったグアルディオラ監督。これだけ成功した監督が1年間の更新というのも不思議な感じもするが、本人は幹部や新会長との関係やクラブの様子を見ながら残留なのかそれとも辞任するのか決めていくということなのだろうか。

(スペイン通信)