トーゴ代表チームのバスが襲撃され、3名の死者と7名の負傷者を出した事件を受け、ウディネーゼは9日、クラブの公式サイト上で、ガーナ代表FWクワドォー・アサモアのイタリア帰国を望んでいることを発表した。

「アフリカ・ネーションズカップ期間中にアンゴラで起きた深刻な事態を受け、我々の選手の安全を第一に守るため、ウディネーゼはガーナサッカー連盟とFIFAに対し、即座の選手の帰国を要請した。すでに事態は非常に憂慮される状況だが、ガーナがトーゴと同じグループであり、そのためトーゴの選手たちが深刻かつ卑劣な襲撃を受けた場所で戦うことで、さらなる危険があることは強調しておくべきだ」

一方、ユヴェントスは「マリサッカー連盟に対し、MFモモ・シソコのアフリカ・ネーションズカップからの早期帰国を求めることは考えていない。我々は引き続きシソコの状況をチェックしていく。彼の安全についても、そのフィジカルコンディションについても同様だ。彼はケガから回復しているところだからである」としている。

襲撃事件の被害者となったトーゴの政府は、すでに代表チームを大会から引き上げさせることを決定している。また、マンチェスター・シティはFWエマヌエル・アデバヨールがすでに帰路へついたことを明かした。マンCのロベルト・マンチーニ監督はイタリア『スカイ・スポーツ』に対し、次のようにと話している。

「まだアデバヨールとは話していない。もちろん、起きたことは非常に深刻であり、トーゴが帰国することを選んだのは良かった。アデバヨールにはもちろん、ショックから立ち直るのに必要な時間を与える。危険があるのなら、大会を行わないべきだったかもしれない。だが正直に言うと、判断をするのが難しいんだ。状況をよく知らないからね」