ユヴェントスのチーロ・フェッラーラ監督に指揮官として本当の意味での最初の大失敗が訪れた。8日、ユヴェントスはチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節でバイエルン・ミュンヘンに1−4と大敗し、決勝トーナメント進出を逃している。試合後、フェッラーラ監督は当然のようにぐったりとなっていた。

「大きな落胆だ。私だけでなく、クラブやサポーターなど、ユーヴェ全体にとっての落胆だよ。この大会から出て行くことになったのは辛い。だが、最後の2試合で我々は勝ち点を手にすることができなかった。今夜の我々は、ドローで良いという状況をコントロールできないことを示してしまったんだ。バイエルンは運動量で我々を上回った。だが、戦術面やテクニカルな面についても同様だ。我々は本当にあまり何もつくれなかった」

ユヴェントスが大きな落胆を味わうことになったのは、リーグ戦で首位インテルを倒したばかりのことだった。

「インテル戦の影響があったかどうかは分からない。もちろん、心身両面でエネルギーを消費したことは確かだ。だが、今夜のことへの言い訳にしようとするのは正しくない。この大会は常に力を回復させるだけの刺激があるんだからね」

「バイエルンは我々とぶつかることなく、ライン間でプレーすることができた。我々はいつもやや遅れており、たくさん走ったんだが、カラ走りだった。フェリペ・メロとジエゴ? 彼らについてだけ話すことはできない。もっと広く分析しなければ。私自身の采配も含めてね。ブラジル人選手たちの責任ではない。チーム全体が本来のレベルを下回った」

「難しい時期にあったとはいえ、バイエルンが偉大なチームであることに変わりはない。我々はグループリーグ初戦で引き分けてから挽回したが、最初の2試合ですべてを懸けることになった。これが大きな代償となったことは明らかだ」

一方、サポーターから批判されたジャン・クロード・ブラン会長は、フェッラーラ監督への信頼を強調している。

「大きな落胆だが、我々は前へ進むしかない。バイエルンは今季ベストの試合をし、我々は悪かった。インテル戦の後で、ちょっとエネルギーがなかったんだ。肉体的にも精神的にもね。おそらく、今夜はそれが違いとなったんだよ」

「サポーターの落胆は分かっている。我々はもっと別の目標を抱いていた。だが、チームの力を見ることができるのは、難しいときにサポーターが支えてくれるときなんだ。クラブの方針が変わらないことは確実だ。フェッラーラと前進するよ」