フィオレンティーナは29日、セリエA第14節のインテル戦に臨む。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第5節で同大会の決勝トーナメント進出を決めた彼らは良い雰囲気に包まれているところだ。チームの指揮を執るチェーザレ・プランデッリ監督も、この勢いを生かしたいと願っている。

指揮官は、「私たちはまだスタートを切っただけだ。CLでやったことは、ただのスタートであることを示さなければいけない。すでに何かに到達したと考えてしまったら、信じられないようなミスを招く恐れがあるだろう」と気を引き締めた。

インテルとの対戦については、「彼らは結果を出すということにおいて、模範的な勝者だ。ここ数年、イタリアを支配しており、ヨーロッパでもそうしたいと戦っている。一方で私たちは改革の真っ最中だ。徐々に成長しているところを見せないね」と話している。

さらに、最近の話題であるユヴェントス・ファンの差別コールについてもコメント。インテル側はターゲットになっているFWマリオ・バロテッリへの差別が12月5日の直接対決でも起きたら、ユヴェントスとのゲームを途中で放棄することを示唆していたが、プランデッリ監督も同意のようだ。「(インテル会長のマッシモ・)モラッティに賛成だ。人種差別コールがあったら、試合などやめて帰ればいい。もし、私のクラブで同じことが起きたら、この動きを真っ先に支持するのは私だろう。たとえその行為をしたのが自分たちのサポーターであってもね」と述べ、人種差別と戦う姿勢を見せた。