10月23日、中国通信キャリア大手の中国電信（チャイナテレコム）は、9月単月で80万6000人のCDMAユーザーを流失し、7月からの3ヶ月間で流出ユーザー数が127万人にのぼることを明らかにした。
　10月1日に中国電信は中国聯通（チャイナユニコム）より割譲されたCDMA業務を開始。また、割譲元の中国聯通は中国網通（チャイナネットコム）との統合、再編を経て、10月15日に「新」聯通として発足している。
　中国通信業界は、6大通信キャリアから3大通信キャリアへと再編され、今後市場シェアの争奪戦を開始する。
　中国電信は流失に歯止めをかけるため、中国聯通から引き継いだ利用料金プランに、新たに1プランを追加を予定しており、また11月に新機種携帯電話を市場へ投入するとのこと。
　新機種携帯電話、6―7モデルの投入が用意されており、価格は2000元（約2万8540円）程度となる見込み。
　中国電信は、今後2―3年以内にCDMA契約者数、1億ユーザーを獲得し、中国モバイル市場シェアの15％を占めると見込んでいる。
　今後の戦略は、再編前から保有するブロードバンドユーザー、ワイヤレスネットワーク、小霊通と呼ばれる中国版PHSサービスに、CDMAサービスを加えた、全方位業務展開にあるとのこと。
　（China Press 2008：KCD）