公務員には、服装に関する規則は無い。一部を除いて制服も無い。では何を着て出勤しても良いかというと、そこはやはり常識の範囲で、男子職員はスーツ、女子職員は派手ではない適当にフォーマルな服ということになる。

なぜ女子職員はスーツを着ないかというと、女子スーツは基本的にある程度の役職が付いた職員が着るものだからだ。

ただし、これは接客を行う職員のケースで、一切接客がない仕事についている職員の服装は結構まちまちだ。特に田舎へ行けば行くほど崩れた服装になっていることが多い。
今回は、公務員の実際にあったNG服装について、紹介したい。

（１）作業服
現場監督を行う技術職員を中心に、仕事中は作業服で通している場合が多い。しかしTPOがあって、たとえば厳粛な儀式である辞令交付の時に、作業服にスリッパ履きという格好で幹部室に入っていく人間が少なからずいる。

（２）夏場の七分ズボン
とび職の人たちのはくズボンではない。暑いという理由で、ズボンの裾を膝までめくりあげていたのである。所属長がソッコーで注意。今ならクールビズの一環で半ズボンでも良さそうであるが。

（３）デニム
綿パンとブラウスの組み合わせならば、とりあえず風紀上の問題はないが、デニムはどんなにカッコよく履いていても、上着を羽織っていようとご法度な役所が多い。

（４）胸の谷間見せ（女子職員）
独身女子職員の場合、同じ役所の独身男子をゲットすれば、とりあえず勝ち組である。というのは分かるのだが、執務中に胸の谷間をモロ見せにしているのは、やはり風紀上よろしくないので、イエローカードが出た。

（５）ヤクザスーツ
どこで売っているのかわからないが、サーモンピンクのダブルのスーツに、柄物のワイシャツと派手なネクタイという扮装で出勤してきた職員がいた。

（６）臭い（男子職員/女子職員）
特に服装には問題はないが、仕事がさして忙しいわけでもなかろうに、風呂にも入らず、顔も洗わず、歯も磨かず、無精ひげ伸び放題という不潔な職員が稀にいる。
臭い女子職員もいる。こっちは香水のつけすぎである。キャバ嬢もびっくりという職員が時折いる。

民間の営業職が仕事を取るためなら、好印象を持たれるよう努力しているのに対し、公務員の場合は、好印象＝度を過ぎたお洒落と勘違いしていたり、逆にだらしないというケースが往々にしてある。

ただし、大多数の公務員は、常識的で礼儀をわきまえた服装をしている。その代わり「地味」「糞真面目」と言われて、異性ウケは今ひとつよくない。

【まだまだいます　”親方日の丸”な人々】
　　↓

定時退庁日は酒盛りの日

お役所は「ナントカ週間」がお好き

決裁という名のスタンプラリー

（日曜官僚擁護版）勤務中の私用インターネット

ヤミ専従の今昔