最新版芸能界「派閥争い」大研究<大物司会者>坂上忍の「坂上会」が“身内切り”で飲み会激減

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 新旧の新陳代謝が激しい人気司会者たち。大物タレントに群がり媚を売るだけでなく、ブレイク予備軍の囲い込みなど、勢力拡大へ熾烈なバトルが繰り広げられているのだった。

 目下、ズバリ直言のコメントぶりでテレビ業界から引っ張りだこの坂上忍(51)率いるのが「坂上会」だ。酒豪の坂上だけに、人気上昇とともに一気に勢力を拡大。飲み会も頻繁に開いていたというが、ここにきてパタリとその回数が減っているという。

 テレビ局関係者が明かす。

「もともと好き嫌いの激しいタイプなので、『バイキング』(フジテレビ系)などでは自分と意見の合わなかった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)や小籔千豊(45)などの出演者を次々とクビにしています。結果的に残っているのは、親友のヒロミ(54)や池上彰さんの番組でも器用なコメントを披露している坂下千里子(43)がメイン。周囲にはイエスマンのスタッフの取り巻きが多い」

 かつては、豪快な酒席を催したこともあったというが、16年に「バイキング」の打ち上げで、男性スタッフが全裸になって余興を披露したことが報じられると、その回数が激減したと言われる。

「以前は親睦を兼ねた坂上さん主催の飲み会が多かったが、最近は楽屋でホソボソと飲んでいるぐらい。みんな飲み会に参加して粗相があったら‥‥と怖がっているようなので、飲み会が成立しないようです。本人はイエスマンに囲まれて満足そうですが、かつては一大派閥を築いていたものの、その求心力はかなり低下しつつあります」(テレビ局関係者)

 一方、その間隙を縫うように勢力を拡大しているのが、有吉弘行(44)の「有吉会」だ。さるスタイリストが語る。

「かつて西麻布のスナックで開催された『有吉会』には品川庄司の庄司智春(43)や平成ノブシコブシの吉村崇(38)といった芸人の他に藤田ニコル(21)や泉里香(30)などの女性タレントもズラリ。有吉が進行役の番組は、『有吉反省会』(日本テレビ系)にしろ『有吉くんの正直さんぽ』(フジ系)にしろ、出演者がイジられつつも最終的にいいイメージで終わるので、女性タレントの事務所も公認で送り出すことで知られています」

 有吉といえば、「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵(58)との飲み会「竜兵会」の主要メンバーだったが、劇団ひとり(42)や土田晃之(46)とともにブレイクしたことで自然消滅。上島ほか「ダチョウ」のメンバーは、現在も志村けん(69)が仕切る「志村会」の古参メンバーとしてたびたび出没している。麻布界隈の水商売関係者の証言。

「志村会は言ってみれば、寂しがり屋の志村さんの相手をするのが目的。ほぼ毎日のように朝4時〜5時まで飲んでいるからその大変さはかなりのものだとか。麻布十番周辺で黒塗りの社用車が止まっている時は、志村会のメンバーの場合が多い。最近は千鳥の大悟(39)なども合流するようですが、メインはバカ殿チームです。彼らはそのまま舞台『志村魂』に出演するタレントやスタッフがほとんど。特にダチョウ倶楽部が芸能界で生き残れているのは、この飲み会のおかげと言っても過言ではない」

 かつて麻布十番周辺では、「とんねるず会」が幅を利かせていたが‥‥。放送作家が明かすには、

「とんねるずはコンビ仲が悪くなって以来、飲み会は皆無。木梨憲武(57)はヒロミやゴルフ仲間の佐藤浩市(58)といった昔の仲間と飲んでいるが、石橋貴明(57)は、おぎやはぎなどの後輩芸人と飲むぐらい。同様にダウンタウンの松本人志(55)の「松本会」も、本人がヒルズのトレーニングジムに入り浸りで事実上、開店休業状態です」

 そうした中、大物MCとして揺るぎない地位を築いているのが明石家さんま(63)だ。放送作家が続ける。

「『さんま会』は以前はジミー大西(55)や松尾伴内(56)の子分格が中心だったが、『さんまのお笑い向上委員会』(フジ系)が始まって以降、2世代以上下の芸人と飲む機会が増えている。それに『ホンマでっか!?TV』(フジ系)で共演している加藤綾子(34)経由で女子アナの参加も多く、女の子には高級ワインを飲ませて自分は焼酎ばかり。金払いはいいけど、とにかく『笑わないとダメ』だとか」

 関西では、“女帝”上沼恵美子(64)にトドメをさす。

「円広志(65)や大平サブロー(63)に在阪のテレビ局の関係者などが参加していた『上沼ファミリー』のメイン活動はゴルフコンペ。飲み会はほとんどないが、上沼の誕生会には各自、プレゼントを用意するのが必須。参加者は他の参加者とかぶらないよう、毎回頭を悩ませていた」(関西のテレビ関係者)

 同じく関西発の大物司会者である宮根誠司(56)は、日曜の夜中に番組スタッフを引き連れて麻布十番の行きつけの蕎麦屋に行くぐらい。かつてのような大物MCの大盤振る舞いはすっかり影を潜めているようだ。