今季限りで退団が確定しているブルーノ・ラバディア監督の後任を模索中の、VfLヴォルフスブルク。そんななかで先日は、オーストリアの国内カップ戦準決勝LASKvsラピド・ウィーンをヴォルフスブルク首脳陣が観戦。確かにマネージャーを務めるヨルグ・シュマッケ氏は、ブラジル出身の攻撃的選手ジョアンへの関心を強調してはいたものの、しかしながらそれだけが理由ではないだろう。

 すでにRBザルツブルクのマルコ・ローゼ氏が候補から外れたとも伝えられたヴォルフスブルクでは、代わりにオリヴァー・グラスナー監督への関心が伝えられているところであり、同氏に対してはさらにシュトゥットガルトやそのローゼ監督のザルツブルクの後任候補としても名前があがっているところ。だがヴォルフスブルクにとっても、グラスナー氏以外の候補者がいるようだ。

 それがアンドレ・ビラス・ボアス氏である。現在はフリーの状況が続いている同氏は、ブンデスリーガにて監督を務めることへ大きな関心を抱いており、ドイツ語を個人レッスンをうけて集中的に学習している模様。ただポルト、チェルシー、トッテナム、ゼニトなどで指揮をとった著名な指揮官を迎える容易が、果たしてヴォルフスブルクにあるのかという疑問は残るが。