鳥取県の推計人口が2019年1月1日時点で55万9701人となり、56万人を切ったことが県の人口調査でわかった。県の発表によると、55万人台となるのは1946年以来73年ぶりになるという。


画像は鳥取砂丘(User:Geofrogさん撮影, Wikimedia Commonsより)

急速な人口減が課題としてあげられるなか、鳥取県の人口を大気中のとある気体になぞらえるユニークなツイートが話題になっている。

どれくらいレアかというと...

鳥取県の人口が56万人を切ったことを受けて、

「日本人口の0.44%です どれくらいレアかというと空気中のアルゴンの半分以下です 貴重です」

との投稿があり、話題になった。地元民を中心として「鳥取県民より率が高いと思うと、空気中のアルゴンって、結構高濃度だ」「私、貴重なのね」といった声が上がっている。

アルゴンとは、窒素、酸素に次いで大気中に3番目に多く存在する気体だ。日本地球化学会の公式サイトによると、地球の大気の99.9%は、窒素(78%)、酸素(21%)、アルゴン(0.93%)で占められているのだそうだ。

全人口に占める鳥取県の人口が0.44%なので、言われてみれば確かにアルゴンよりもレアである。ちょっとカッコいい気すらしてくるから不思議だ。

総務省が発表した18年の人口動態調査によると、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の人口は3544万人で全人口の28.3%を占める。大気中でたとえるなら酸素(21%)を超える結果だ。やはり恐るべき東京圏の人口か。

また、八王子市が発表した18年12月末日現在の年齢別人口報告表によると、八王子市の人口は56万2460人で鳥取県の人口とおおよそ同じ規模だ。

ちなみに、平成最後のコミケとして18年12月29日から31日まで開催された「コミックマーケット95」の3日間合計の来場者数は57万人だったそう。

宝島社の雑誌「田舎暮らしの本」のアンケート調査「2019年版 住みたい田舎ベストランキング」でも、「総合部門」「若者世代部門」「自然の恵み部門」で3冠を獲得した鳥取市を有する鳥取県。人口減とはいえ、鳥取の魅力はまだまだありそうだ。