(写真上段左から)夏帆、長澤まさみ、木下優樹菜、石原さとみ、(中段左から)沢尻エリカ、吉川ひなの、奥菜恵、宮沢りえ、(下段左から)梨花、松嶋菜々子、YOU

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 年末年始のテレビ番組出演者の中にも数人いた、「シワっぽくなった?」「ほうれい線が気になる」などとネットでささやかれる女性芸能人。

【写真】宮沢りえ&森田剛が娘の運動会に参加する姿、夏帆のデート現場など

 中でも特に劣化が指摘されているのは、夏帆(27)、長澤まさみ(31)、木下優樹菜(31)、石原さとみ(32)、沢尻エリカ(32)、吉川ひなの(39)、奥菜恵(39)、宮沢りえ(45)、松嶋菜々子(45)、梨花(45)、YOU(54)。

 彼女たちは果たしてプチ整形などでケアをしたほうがいいのか? 女性芸能人の美に厳しい、美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長に話を聞いた。

――プチ整形の話になるとまず名前が上がるのが“ヒアルロン酸”だと思いますが、主な使い方とどのような効果があるのか教えてください。

高須「まず、ヒアルロン酸は人間の身体にある成分と同じです。効果はざっくり言うとボリューム出しだね。例えばシワやこけた頬など、肌の溝やヘコんだ部分を膨らませたり。他にはリップラインや鼻の根本、顎やおでこといったフェイスラインを美しく整えるなど。これが主な使い方でしょう」

――なるほど! だいたいどれくらい持つものなのでしょうか?

高須「最近は昔より持ちがよくなり、1〜3年くらい持つものが人気だよ。『長期持続型ヒアルロン酸』で検索すると出てきます。でも、あまりキープできているか気にし過ぎず、減ってきたから再注入しようかな、くらいでOK! あまり入れ過ぎると某くちびるオバケとかパンパンの頬になっちゃうよ!」

――高須院長がいつもおっしゃってる“いかにも顔”ですね! 

高須「そうです。加減やバランスを把握しないと、せっかくキレイにした意味がなくなっちゃうからね。それにヒアルロン酸注入は施術も短時間で済み、そのままメイクして帰れる手軽さも魅力。仕事を休む必要もないんだから、仕上がりは程よいくらいにね」

――わかりました! ところで今回はアジア人で初めてヒアルロン酸注入をしたという高須院長に、もっときれいになるためにヒアルロン酸注入をおすすめしたい女性芸能人についてジャッジをお願いします! ネットの声を参考に編集部が選んだのは、夏帆さん、長澤まさみさん、木下優樹菜さん、石原さとみさん、沢尻エリカさん、吉川ひなのさん、奥菜恵さん、宮沢りえさん、松嶋菜々子さん、梨花さん、YOUさんです。彼女たちの現在の顔写真を見て、どう思われますか?(全員の写真を見せる)

若いのにほうれい線やシワが目立つ3人

高須「まず、夏帆さんと石原さんは普通の顔をしているとシワがないし、これは表情ジワでしょう! そんなに深刻ではないからまだいいと思うな」

――年齢に関係なく、表情のクセなどでできるものですね。

高須「そうです。もっと年を取り、そのとき気になるようならぜひ注入を! でも若いのに気になるのが長澤さん・沢尻さんのほうれい線! 長澤さんは太ったからかな? なんだか前よりくっきりしたね。逆に沢尻さんは頬のふっくら感がなくなったから目立つような。それより、彼女たちと同年代なのにシワが目立ち過ぎなのが木下さん! 若い頃からあった目尻のシワと、加齢+ヤセ体形でほうれい線が目立ちすぎ! ママタレなんだしもう少し太って、ハッピーなキャラになってもいいんじゃない? モデル出身だからか、ちょっとスレンダーすぎるね」

――まだお若い方のお名前も上がりましたが、表情やヤセなどでシワが目立つんですね。

高須「年齢はもちろんあるけど、シワやげっそり頬はそれだけじゃないね。だって45歳の松嶋さんは目尻にちょっとシワが見えるけど、頬はふっくらとしてほうれい線もさほど目立ちません。保湿ケアがきちんとされた肌と体重の増減が少ないことが勝因だろうね」

――保湿といえば、日焼け肌でいることが多い吉川さんはいかがでしょうか?

高須「これはキツイ! しっかり刻み込まれちゃったレベルのシワだね。前よりもっとヤセたようだし、日焼けもダイエットもやめたほうがいいよ」

――やはりUVケアと保湿は大事なんですね!

高須「みなさんの鏡に書いてほしいくらいです。『UVケアと保湿を死守せよ』と! ところで、肌は白くてきれいなのに奥菜さん、宮沢さん、梨花さんはシワもだけど頬がこけすぎ! みなさん美しいのに老けて見え、損してますよ!」

――そうなんですね。ところで、お名前が上がりませんがYOUさんは?

高須「彼女は顔のヘコみはヒアルロン酸でいいと思う。でもシワはボトックス注射かな。たるみも見られるし、おでこからフェイスリフトするのもいいかも」

――このメンバー最年長のせいか、けっこう大がかりですね!

高須「そうですね。でも肌質なのかヤセ型だからか、シワやたるみ、くぼみが目立ちやすいタイプかも。松嶋さんと逆ですね」

ヒアル注入したいTOP3

――なるほど。ではこの中で院長が“ヒアルロン酸注入をおすすめしたい!”順に1位、2位、3位まで順位をつけるとしたら?

高須「3位・宮沢さん、2位・木下さん、1位・吉川さん! みなさんステキな結婚をされて、もっとウルウル・キラキラしていいはずなのに、しなびすぎ! ヤセすぎ! まずはヒアルロン酸でケアし、もう少し太ることをおすすめします!」

――私生活と逆の結果になっちゃいましたね。では逆に、ヒアルロン酸を入れる必要がなさそうな方は?

高須「まだお若いし、顔も程よくふっくらとしている夏帆さんと石原さん、それと丸顔が味方した松嶋さんだね!」

――しかし、長澤さんや木下さんのように、アラサーでもほうれい線が目立つ人はいます。骨格や顔立ちなど、何か特徴があるのでしょうか?

高須「ヤセてる・乾燥肌・骨っぽい輪郭かな。骨格は生まれつきでも体重や乾燥対策は自分でできます。そこはみなさん気を付けてほしいところだよね。たるみの原因にもなるし!」

――ふっくら顔でも、奥菜恵さんのように年齢を経て頬がこけてしまうのも骨格が関係するのでしょうか?

高須「頬骨とエラが目立つタイプだと、顔にメリハリができてしまうことで頬のこけが目立つね。これは鎖骨やあばら骨が目立ちにくい人と目立つ人がいるように、骨格の差です。そういった意味でやはり丸顔タイプは有利ですね〜」

――今から丸顔にはなれなくても、ヤセすぎて顔の肉まで減ってしまわないようにしたいですね! ところで院長は約20年前にヒアルロン酸をうったそうですが、変化はいかがでしたか?

高須「再注入はしてないんだけど、ヤセてないせいか、なかなかいいフェイスラインがキープできてるでしょう? ヤセすぎは美の敵! ボクが良いモデルです! 美しさを保ちたい方は1年に1回、気になる部分だけ注入するくらいでいいと思います」

<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。