吉澤ひとみの逮捕でハロヲタvsAKBヲタの「不毛な論争」がついに終息か!?
9月6日に酒気帯び運転とひき逃げで逮捕された、元モーニング娘。の吉澤ひとみ。この一件により「ハロヲタ」こと、モーニング娘。らを擁する「ハロー!プロジェクト」のファンは大きな衝撃を受けている。その状況で一部の関係者から、今回の逮捕劇がアイドル業界のバランスに大きな影響を与えたと指摘する声もあがっているようだ。アイドル誌のライターが声を潜めて言う。
「どんな分野でもそうですが、アイドルファンの間にも派閥があるもの。現在のグループアイドルシーンを生み出したとされるハロプロと、人気や知名度で業界トップに君臨するAKBグループでは、ファン同士の反目にも相当なものがあります。両者はおたがいに相手の“暗部”をあげつらい、愚にも付かない不毛な論争を繰り広げてきました。しかし吉澤の逮捕はさすがに衝撃が大きすぎました。今回の件でAKBヲタが『これだからハロプロは』とからかうのかと思いきや、むしろ『明日は我が身』と戦々恐々としているのです」
吉澤の一件で根底にある問題の一つが飲酒であることは明らか。その点、現役アイドルでも酒豪ぶりで知られるケースは珍しくなく、元アイドルとなるとブログやツイッターで飲酒シーンを公開するのは普通の光景だ。それに加えて「ファンが気にしているポイント」を前出のアイドル誌ライターが指摘する。
「吉澤の事件であらためて、交通事故の恐ろしさに注目が集まりました。ただ運転免許は18歳になったら取得したい資格のトップであり、現役アイドルが『免許取りました!』と運転席に座る画像を公開するのはおなじみの光景。中にはバイクを乗りこなし、自動車教習所のイメージキャラクターを務めたメンバーもいたりします。それゆえ今後はアイドルが積極的に運転安全講習を受けたり、不要不急のドライブは控えるといった動きもありそうです」
ともあれハロプロやAKBといった所属グループは関係なく、芸能界では、誰か一人のアイドルが問題を起こしただけでアイドル業界全体に厳しい目が向けられるもの。アイドル自身はもちろん、それを支えるファンの側にも、自制を求める声が広がっているようだ。
(金田麻有)